映画「シャイニング」シリーズは、これまでに『シャイニング』(1980年)と『ドクター・スリープ』(2019年)の合計2作品が発表されています。とあるホテルを舞台に恐ろしい出来事が巻き起こる物語……。特に『シャイニング』は、その巧みな映像表現と見事な恐怖演出から、モダン・ホラー映画の金字塔として多くのファンから愛されています。

この記事では、映画『シャイニング』を解説するとともに続編『ドクター・スリープ』のあらすじやキャストもご紹介します。

映画『シャイニング』の続編は?

映画『シャイニング』の原作は巨匠スティーブン・キングによる同名小説で、監督は『フルメタル・ジャケット』のスタンリー・キューブリックが担当。そして2019年には、原作の続編小説を映画化した『ドクター・スリープ』が公開され、正当な続編として話題を集めました。

あの双子も再登場……! 懐かしいシーンが続々

映画『シャイニング』といえば、作品を見たことがない人でも知っているほどの名シーンが多く存在します。例えば廊下にじっと立ってこちらを見る“双子の少女”や、鏡に映った謎のメッセージ“REDRUM”など……。

2作目から見る人には新鮮で、1作目を見た人には懐かしい演出が要所に散りばめられている。それらが続編『ドクター・スリープ』の魅力であり、見どころのひとつです。

原作者スティーブン・キングも高評価の正当な続編

スタンリー・キューブリック監督が原作を大きく改変して作り上げた映画『シャイニング』に対し、原作者スティーブン・キングが批判的な意見を抱いていることはよく知られています。対して続編『ドクター・スリープ』を鑑賞した際にキングは「いい仕事」だと好意的な感想を述べており、1作目をリスペクトして作られたはずの2作目の方が原作者に認められるという事態になりました。

『ドクター・スリープ』がシリーズラスト?

約40年越しに続編が公開されて話題となった映画「シャイニング」シリーズですが、果たして『ドクター・スリープ』の続編は作られるのでしょうか? このことについてマイク・フラナガン監督は、自身のTwitterでプロジェクトが中断していることを公表。

もともとは続編製作に意欲的であったそうですが、もろもろの事情から現在はお蔵入りであるとの旨の発言をしています。

残念ながら「シャイニング」シリーズは2作でラストを迎えてしまうのかもしれません。しかし映画ファンとしてはぜひ続きを切望するばかりです。

映画「シャイニング」シリーズのあらすじ・キャスト一覧

ここからは、映画「シャイニング」シリーズのあらすじ・キャストをご紹介します。

『シャイニング』 (1980年)

スタンリー・キューブリック監督が贈るモダン・ホラーの傑作で、原作のスティーブン・キングのホラー小説が大幅に改変されていることでも知られている。主演を務めるジャック・ニコルソンの怪演と数々の恐怖演出で高い人気を誇る一作。

あらすじ

山の上にぽつんとたたずむオーバールック・ホテル。かつて管理人だった男が家族を惨殺し、自らも命を絶つ……そんな恐ろしい事件が過去に起こったホテルへ、冬季の管理人としてジャック・トランス一家がやってきた。辺りは雪深く包まれ、冬になると完全に外界から閉ざされたこのホテルで、ジャックは妻子とともに静かな暮らしを満喫していた。しかし次第に暗雲が立ち込め、不思議な出来事が起こりはじめる。霊感の強い息子のダニーもまた、この建物から漂う邪悪な何かを感じはじめ……。

作品概要

公開年/1980年
監督/スタンリー・キューブリック
脚本/スタンリー・キューブリック、ダイアン・ジョンソン
出演/ジャック・ニコルソン、シェリー・デュバル、ダニー・ロイド

ユーザーコメント

・「ゾッとする。原作がよいのもあるが、映画もよかった」(58歳男性)
・「ホラー映画は大好きです。なぜなのか見てしまいます」(56歳男性)
・「怖さ以外にも見どころのある映画だと思う」(33歳女性)
・「ジャック・ニコルソンの演技が印象的だった」(72歳男性)
・「あの双子の女の子がトラウマになってしまった。全体的に怖い映画だが、あの場面が突出していて他のところがかすんでしまったくらい」(53歳女性)
・「顔を出して笑うシーンが一番印象に残っている」(54歳男性)
・「狂気にさらされていく感じがリアルに表現されていて、かなり昔の映画ですが、見応えがあったのを覚えています」(40歳男性)
・「子ども心にインパクト大だった。日曜の昼間にテレビで見たと思うけど怖かった。大人になってビデオを借りて見たが心理描写がすごいと思った」(56歳女性)
・「ホラー映画なのに美しい映像だった」(68歳男性)
・「ホラー映画の名作だけあった」(60歳女性)
・「役者のすぐれた演技や、キュ-ブリックならではの恐怖演出と映像美がとてもすばらしく見終わった後、恐怖感から立ち上がることができませんでした」(62歳男性)
・「狂気的でハラハラしました」(46歳女性)

『ドクター・スリープ』(2019年)

『シャイニング』公開から約40年ぶりとなる正当な続編で、原作者スティーブン・キングも高く評価した一作。大人になったダニーを主人公に、前作で謎が多く残ったままであったホテルの秘密が明らかになっていく。

あらすじ

オーバールック・ホテルの惨劇から40年。かつて幼かったダニーも大人になり、父親に殺されかけたトラウマから人との接触を避けるように生きてきた。そのころ彼の周囲で、子どもばかりが狙われる連続殺人事件が起こる。さらに事件の目撃者で、人並はずれた霊感を持つ謎の少女アブラとの出会いが、ダニーの運命を大きく変えることに。事件を追うダニーとアブラは、何かに導かれるようにオーバールック・ホテルへとたどり着く。そして、おぞましいあの現場へと、ふたたび足を踏み入れるが……。

作品概要

公開年/2019年
監督/マイク・フラナガン
脚本/マイク・フラナガン
出演/ユアン・マクレガー、レベッカ・ファーガソン、カイリー・カラン

ユーザーコメント

・「大人になってからでも怖かったです」(51歳男性)
・「前作を見ていないと、作品の本質がわからないかもしれない」(56歳男性)
・「昔の呪われたホテルが出てきたり、ダニーのトラウマ、同じ能力の少女などが映画をおもしろくしていた。前編のシャイニングと同じく、すさまじく恐ろしい映画になっていた」(63歳女性)
・「モダンホラーという宣伝でよく覚えています」(27歳男性)
・「かなり怖かったです。でもただ『怖い』だけの映画ではありませんでした」(40歳女性)
・「ドキドキして最高だった」(33歳男性)
・「見応えがあるので、好きです」(41歳男性)
・「現代に近づいていて、物語の先を見られて楽しかった」(33歳女性)

映画「シャイニング」シリーズは続編もあわせて見るのがおすすめ!

シリーズの中核となる要素で、タイトルにもある「シャイニング」とは、見えないものが見え、聞こえないものが聞こえる特別な能力を意味しています。

今回の記事でご紹介した映画「シャイニング」シリーズ作品は、『シャイニング』とともに続編『ドクター・スリープ』を合わせて見ることをおすすめします。1作目では見えなかった真実が明かされ、伏線が回収されていく物語は必見です。

ホラー映画が苦手な人でも楽しめるストーリーとなっているので、この機会にぜひ映画「シャイニング」シリーズにトライしてみてはいかがでしょうか?

調査時期: 2023年1月15日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計506人(男性: 382人、女性: 124人)
調査方法: インターネットログイン式アンケート

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