• ワーカホリックとは日本語で「仕事中毒」

    ワーカホリックについてご紹介します

「終業後や休日も仕事のことを考えている」「自分の健康や趣味よりも仕事が大事」、このような状態や考え方に共感はしますか?

少しでも共感した人は、もしかするとワーカホリックかもしれません。

この記事では、ワーカホリックの意味やワーカホリックになる人の特徴、デメリットなどをご紹介します。

ワーカホリックとは

  • ワーカホリックとは日本語で「仕事中毒」

    ワーカホリックにはデメリットが多い

ワーカホリックの意味

ワーカホリックとは、日本語で「仕事中毒」を意味する言葉です。休日でも仕事のことばかり考えてしまい、とにかく仕事をしていないと気が済まず、周囲からは仕事が好きな人だとも考えられがちです。

ワーカホリックは「仕事好き」ではない

ワーカホリックは常に仕事のことを考える状態を意味しますが、「仕事好き」の意味は含まれていません。仕事が好きな人に対して、「ワーカホリックだね」というのは正しい使い方ではありません。

ワーカホリックの語源

「仕事」を指す英語「Work」と、「アルコール中毒」を指す英語「Alcoholic」を合わせて「ワーカホリック」という言葉が誕生しました。

ワーカホリックのデメリット

  • ワーカホリックの怖いデメリット

    健康状態が悪化する可能性も

ワーカホリックは仕事が楽しくて仕事をしているわけではないため、心身に悪影響を及ぼす可能性が非常に高くなります。具体的に、ワーカホリックであることのデメリットを2つご紹介します。

周囲との関係が悪くなる

ワーカホリックの人は常に仕事のことを考え、プライベートよりも仕事を優先する傾向なので、家族や友人とのコミュニケーション不足になりがちです。

1人で仕事漬けの日々を送っていると、家族や友人、恋人と関係性が希薄になる可能性が高まります。

心と体の健康状態が悪化する可能性も

ワーカホリックは休日や趣味の時間、家族や友人との時間、さらには睡眠時間など、心身の健康を維持するために必要な時間も、仕事のために使ってしまいます。そのため、うつ病や体調不良などの病気になる可能性が高まると考えられます。

ワーカホリックの人の特徴

  • ワーカホリックはどのような人がなる? 特徴をご紹介

    ワーカホリックになりやすい人の特徴をご紹介します

ワーカホリックのデメリットをご紹介しました。「自分や部下、家族はワーカホリックになりやすいのか?」 と不安に感じる人もいますよね。

ここでは、どのような人がワーカホリックになりやすいのか、特徴を7つご紹介します。

頭の中には常に仕事のことが浮かんでいる

休日や仕事後のプライベートの時間も、常に仕事のことを考えてしまう人は、ワーカホリックになりやすいと考えられます。仕事以外の時間はムダな時間と感じてしまい、少しの隙間時間があれば仕事を進めようとすることも特徴として挙げられます。

体調不良でも出勤する

睡眠時間や食事、休憩の時間も仕事のために使ってしまうと、心身の健康を維持できません。

しかし、ワーカホリックの人は、自分の睡眠や食事の時間を削ってでも、仕事を行ってしまうため、健康状態が悪化しやすいといえます。また、頭痛や食欲不振などが起きても、仕事を優先してしまう場合もあります。

趣味がない

仕事以外に趣味などがあれば、休日は趣味に意識が向き、プライベートと仕事を分けて考えることができます。また、趣味のために仕事を頑張ろうと考える人もいるでしょう。

しかし、趣味がない人は仕事しかやることがなく、結果ワーカホリックになりがちです。

友人・恋人がいない

友人や恋人がおらず、毎日関わるのが仕事関係の人しかいないという人も、ワーカホリックになることが多いようです。友人や恋人がいないと、仕事関係の人に認められることで、承認欲求を満たして孤独感を埋めようとする傾向があるので、ワーカホリックになる可能性が高まると考えられます。

妥協ができない

妥協ができず常に完璧を求める人は、ワーカホリックになりやすいと考えられています。もちろん仕事で完璧を求めることは悪いことではありません。

しかし、完璧を求めすぎると、どれだけ高いクオリティのものを作ってもさらに上を求めてしまい、キリがなくなります。そのため、仕事が終わらず休日やプライベートな時間も使うようになります。

責任感が強すぎる

真面目で責任感が強い人ほど、必要以上に仕事に対して責任を持とうとして、自分のプライベートな時間も仕事のために使ってしまうということが多いです。

また、上司からの期待にも必ず応えようとし、自分の可能な仕事量を超えても、自分の責任だと仕事をこなそうとしてしまう人もいます。

忙しい職場で働いている

忙しい職場の場合だと、自分のキャパシティを超えた仕事量を振られてしまってワーカホリックになるというケースもあります。

ワーカホリックへの対処法

  • ワーカホリックへの対処法

    自分の時間を大切にすることが重要

「自分もワーカホリックかもしれない…」と思った人は、少しずつワーカホリックを改善できるように意識してみましょう。

ここでは、自分がワーカホリックだと感じたときの対処法を紹介します。

休みの日に予定を入れる

ワーカホリックを改善するには、休日と仕事の時間を意識的に切り替えることが大切。そのために、まずは休日に仕事以外の予定を入れてみましょう。

どうしても仕事のことを考えてしまう場合は、サイクリングやドライブ、映画など、集中できる趣味を探してみましょう。

仕事以外に打ち込めるものを探す

ハイキングやジョギング、映画やカラオケ、ライブなど、何でも構いません。仕事以外で打ち込める趣味を探し、その時間に集中することで、仕事とプライベートの切り替えができるようになります。

また趣味を探す際に、何か目標を立てるのもおすすめです。目標があれば自然とその過程に集中することができ、仕事のことを必要以上に考えなくなります。

周囲とコミュニケーションを取る

ワーカホリックになっていると、家族や友人とコミュニケーションを取る機会が減ってしまい、孤立してしまいます。

そのため、コミュニケーションを取るように意識することはワーカホリックに対する有効な対処法だといえます。また、周りの人とコミュニケーションを日頃から取ることで、「働きすぎだよ」と指摘してもらえるなどのメリットもあります。

友人からの誘いにのって遊びに行く

ワーカホリックになると、「仕事がある」と友人や恋人からの誘いを断りがち。最初は気がのらないかもしれませんが、ワーカホリックを改善するためにも友人や恋人からの誘いはとりあえず行ってみるようにしましょう。

友人や恋人と話したり遊んだりする楽しさを思い出すことで、ワーカホリックの改善を期待できます。

業務量を見直す

自分ができる以上の仕事量を振られていることが、ワーカホリックの原因の場合もあります。上司やチームと業務量について相談し、自分ができる仕事量を行うことで、効率も上がります。

環境を変える

上司に相談して部署を異動してみるのも一つの対処法です。また、会社側に問題がある場合は思い切って転職をするのもおすすめです。自分の心身の健康状態を1番に考えましょう。

ワーカホリックの特徴に当てはまったら対処法を意識的に実践しよう

今回は、ワーカホリックの特徴や対処法をご紹介しました。どんな人でもワーカホリックになる可能性があるため、少しでも心当たりがあるようなら、意識的に改善していく必要があります。

仕事以外に趣味や楽しみを見つけて、過度な仕事漬けにならないよう注意していきましょう。