女優の若月佑美が、吉高由里子が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『星降る夜に』(毎週火曜21:00~)に、来週2月7日に放送される第4話から出演することが明らかになった。

  • 左から若月佑美、千葉雄大=テレビ朝日提供

大石静氏が脚本を手掛ける同作は、のどかな海街を舞台に、感情を忘れて孤独に生きる産婦人科医・雪宮鈴(35歳/吉高)と、音のない世界で自由に生きる10歳下の遺品整理士・柊一星(25歳/北村)という命の始まりと終わりを司る2人が、星降る夜の出会いを機に運命の恋を育んでいくヒューマンラブストーリー。

『今日から俺は!!』(18~20年)や、『私の家政夫ナギサさん』(20年)、『劇場版ラジエーションハウス』(22年)など話題作に連続出演し、女優・モデル・画家として多彩な才能を発揮している若月。今作では一星の親友・佐藤春(千葉雄大)の妻・うた役に扮し、“胎内に芽生えた新たな命をめぐる夫婦の葛藤”を繊細に演じていく。

うたは食品メーカーに勤めるキャリアウーマン。優秀で異例の出世も果たし、鈴がよく食べているカップ麺の企画担当も務めている。ある日、彼女は鈴が勤める「マロニエ産婦人科医院」に来院し、妊娠していることが判明するのだが、その表情は喜びとはかけ離れたもので担当医である佐々木深夜(ディーン・フジオカ)は戸惑ってしまう。一方で妻の妊娠を知った春は、ある事情から父親になることを受け入れられず、自らの過去も相まってうたの存在に息苦しさを感じるように。

出演オファーを受けたときのことを「すごくすごくうれしかった」と喜びつつも、「ただ、題材として産婦人科や遺品整理など、命に関わるお仕事が描かれているので、きっと現場は大切に丁寧に繊細に作品を作られているのだろうなと、参加させていただくことに緊張もありました」と振り返る若月。撮影中の思い出に残っているエピソードを「北村匠海さんが撮影中じゃないときも、吉高由里子さんや千葉雄大さんに手話でお返事をされていて、びっくりしました」と明かす。そして「うたがぶつかる壁、抱える不安や悩みは現実の世界でも大いにあり得る話なので、身近に感じていただきやすい人物だと思っています。うたという人物に精一杯心から寄り添い、春としっかり向き合って、素敵な回をお届けできたら」と意気込んだ。

また、第4話ではうたの妊娠をめぐり、春と一星の間に亀裂が生じることに。妻の妊娠を知って人知れず悩む春。彼が何に悩んでいるのか、彼にとっての“しあわせ”とは何なのか。なんとか春の力になりたいと考え、前向きな言葉をかける一星。しかしその思いやりが逆に春を追い詰め、激怒させてしまう。親友だからこそ、八つ当たりのような形で一星に気持ちをぶつけてしまう春。図らずも歪んでしまった友情のゆくえ、そして春の悩みの根底にあるつらい過去とは。さらに妊娠を手放しで喜べないうたを目の当たりにし、産婦人科医である鈴と深夜の心にもさまざまな思いが駆け巡る。

■若月佑美(佐藤うた・役)

――出演オファーを受けたときはどんなお気持ちでしたか?

すごくすごくうれしかったです。ただ、題材として産婦人科や遺品整理など、命に関わるお仕事が描かれているので、きっと現場は大切に丁寧に繊細に作品を作られているのだろうなと、参加させていただくことに緊張もありました。

――脚本を読んだ感想を教えてください。

春とうた、どっちの気持ちも分かるところが今回の物語の素敵な点であり、もどかしく苦しいなと思いました。普通でいようとすることが、普通ではなくなってしまったり、気を使っているつもりが気を使わせていたり……。考えれば考えるほど、とっても味のする内容でした。

――撮影中や撮影合間で、思い出に残っているエピソードは?

北村匠海さんが撮影中じゃないときも、吉高由里子さんや千葉雄大さんに手話でお返事をされていて、びっくりしました。

――視聴者の皆さんに見どころやメッセージをお願いします。

うたがぶつかる壁、抱える不安や悩みは現実の世界でも大いにあり得る話なので、身近に感じていただきやすい人物だと思っています。うたという人物に精一杯心から寄り添い、春としっかり向き合って、素敵な回をお届けできたらいいな、と思っています。ぜひ、よかったらご覧ください。