元プロ野球選手で野球解説者の里崎智也氏が26日、YouTubeチャンネル『Satozaki Channel』に出演。動画「【WBC】侍ジャパンメンバー決定! ダルビッシュや大谷翔平が選出! スタメン&先発ローテーションを里崎が予想します!!」内で、ワールド・ベースボール・クラシック(以下、WBC)で注目を集める「入れ替え制」について語った。

里崎智也氏

26日に日本代表「侍ジャパン」の全メンバー30人が発表されたが、WBCでは今大会から「入れ替え制」が導入されている。これは予備メンバー20人の中から8人程度を入れ替え用投手として登録し、そのうち2人までを1次ラウンド後と準々決勝後に加えることが可能というもの。さらに、外れる投手は先に指定しておく必要がないのも特徴だ。

この入れ替え枠について、栗山英樹監督はニューヨーク・メッツに移籍したばかりの千賀滉大の招集を示唆しているが、里崎氏は「そう(入れ替えに)なった時に、誰が外れるかは知らないよ? 誰が外れるかは知らないけど、俺はもう佐々木朗希は外してもいいんじゃないかなって思ってる」と、千葉ロッテマリーンズ・佐々木朗希の名前を挙げる。

その理由は「俺が予想したローテーションだと、大谷(翔平)が投げなかった場合、チェコ戦で佐々木朗希が先発なんだけど、チェコ戦に投げた後、投げるところがないんだよね、俺の構想だと」と、先発投手ゆえにチームに帯同しても、投げる機会がなくなること。

そして「投げないのに帯同しても、開幕に向けての調整が難しい。それだったら1週目、11日に投げて、そこからアメリカに行く時は日本に残って、そこから日本のペナントレースに向けてしっかり調整すれば、開幕から間に合うし、1年間ロッテとしての見え筋もできる」と解説。

また、「もしアメリカに行ってまったく試合で投げなかった場合、最後決勝まで行って帰って」きた場合、調整に影響が出る可能性があると指摘。さらに「ロッテとしても、ペナントレースの頭から佐々木朗希がいるかいないかは大きいと思う」とも述べていた。