ART NEXTは1月27日、『50代からの、池波正太郎の食と街』 (壬生篤・著)を発売した。

  • 50代からの「作品と人生」を、"食と東京の街"から読み解いたファン必読の1冊

同書は、池波正太郎・生誕100年を記念し、その50代からの「作品と人生」を、"食と東京の街"という視点から読み解いた1冊。

“時代小説作家"であり、“食のエッセイスト"としての顔も持つ池波正太郎は、2023年、生誕100年を迎える。だが、その二つの顔を持って活躍し始めたとき、彼はすでに50代に差し掛かろうとしていた。

彼はその年齢から作家としての長い最盛期を迎え、67歳で亡くなるまで成長を止めることはなかった。そこにはどんな秘密があったのか…?

同書では、今年続々映画化され、時代小説家としての頂点をなす“江戸三大シリーズ"(『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』)を“食"から読み解き、作家としての最盛期を“アラフィフ"以降の一つの生き様の具体例として、今に通じる“将来への慧眼"などについて紹介する。

  • 上・神田「ぼたん」の外観、下・神田「ぼたん」の鳥邊

  • 上・神田「竹むら」の外観、下・神田「竹むら」の粟ぜんざい

  • 「まつや」の外観

また、銀座・神田・浅草・日本橋など、池波正太郎が愛した"食の名店"MAPも掲載。「池波ファン」必読の1冊となっている。

(1)“仕掛人・藤枝梅安"は池波正太郎が創った“ラスボス"か?
(2)“食の随筆家"池波正太郎の誕生
(3)『江戸三大シリーズ』を“食"から読み解く
(4)池波正太郎の“東京の街、再発見" 1銀座編
(5)池波正太郎の“東京の街、再発見" 2浅草編
(6)池波正太郎の“東京の街、再発見" 3神田編
(7)還暦を迎えての作家・池波正太郎の生き方 〜老後、そして時代への不安

発売日は、2023年1月27日。著者は作家・壬生篤。四六判・200ページで、価格は1,430円。