俳優の山崎育三郎が主演を務めるテレビ朝日系金曜ナイトドラマ『リエゾン-こどものこころ診療所-』第2話がきょう27日(毎週金曜23:15~※一部地域除く)に放送される。

  • 『リエゾン-こどものこころ診療所-』第2話より=テレビ朝日提供

今作は郊外の児童精神科クリニック「さやま・こどもクリニック」を舞台に、自らも発達障害=凸凹(でこぼこ)を抱える院長・佐山卓(山崎)と研修医・遠野志保(松本穂香)のコンビが、発達障害を抱える子どもとその家族に真っすぐに向き合い、寄り添っていく姿を描く医療ヒューマンドラマ。

第1話では、研修中のミスから医師になる夢が絶たれかけたところ、佐山と出会ったことで「さやま・こどもクリニック」で研修を続けられることになり、再スタートを切った志保。相変わらずドタバタ出勤で大騒ぎの志保に加え、第2話からは是永瞳演じる受付担当・市川渚も産休から戻り、クリニックは賑やかに。やる気に満ちた志保は、クリニックとリエゾン(=連携)する訪問看護師・川島雅紀(戸塚純貴)とともに、うつ病患者の滝川治(岡田義徳)と2人で暮らす不登校で発達障害の疑いのある小学4年生の娘・悠里(浅田芭路)の元を訪れる。家の中はゴミであふれかえっており、父は1日中布団の中で過ごすかたわら、悠里はその中でひとり料理を作っていて……。明るく人懐っこさを見せる悠里だが多動傾向も見られ、治は一度は悠里をクリニックに通わせることを約束するがその後思わぬ事態が起こってしまう。

悠里を演じる浅田は、『なつぞら』(19年)、『ちむどんどん』(22年)、『舞いあがれ!』(22年)と連続テレビ小説3作に出演し、中でも『舞いあがれ!』で福原遥演じるヒロイン・岩倉舞の幼少期を演じた際には、体に不調を抱え、自分の気持ちを抑えてしまう繊細だった少女が徐々に変わっていく姿を見事に演じ注目を集めた。映画『MOTHER マザー』(20年)では主人公・三隅秋子の娘役で長澤まさみと共演を果たし、『約束のネバーランド』(20年)など数々の話題作に出演して高い演技力を披露してきた。本作では明るい一面を見せながらも凸凹を持ち、またその内に秘めた思いを抱える悠里を、繊細かつ巧みに表現していく。悠里が心の底で抱いている思いとは。そしてうつ病の父と凸凹を抱えた不登校の悠里を前に、佐山や志保たち周囲ができる“最善”とは。