女優の橋本環奈と、ジャニーズWESTの重岡大毅が、映画『禁じられた遊び』(9月8日公開)の主演を務めることが23日、明らかになった。

映画『禁じられた遊び』

映画『禁じられた遊び』

同作は清水カルマによる同名小説の実写化作。映像ディレクター・倉沢比呂子は、かつての同僚である伊原直人の家で、庭の盛り土に向かい、不可解なおまじないを唱え続ける直人の息子・春翔を目撃する。謎の呪文、トカゲの尻尾、指、白い影、蠢く盛り土、封印された家・・・そして彼女の身に異常な現象が起こりはじめる。それは、子どもの純粋な願いによって解き放たれた災いだった。

2人は本作が初共演となり、橋本は映像ディレクターの倉沢比呂子、重岡は比呂子の元同僚・伊原直人を演じる。重岡は7年ぶりの映画出演にして、初のホラー作品参加となる。ティザービジュアルには慄然とした表情の橋本と重岡の2人の姿があり、不気味な女性が2人を狙い、迫ってくるような衝撃的なものとなっている。

超特報映像は、映像クリエイターの倉沢比呂子がボーイッシュな装いでカメラを回すシーンから始まる。比呂子は、伊原直人の家で、庭の盛り土に向かい「エロイムエッサイム。エロイムエッサイム。」と何か呪文を繰り返し唱え続ける直人の息子・春翔の姿を目撃する。その呪文は、「トカゲのしっぽからトカゲが生えてくるか?」という春翔の純粋な疑問に、直人が冗談で教えたはずのものだったが、土は蠢き、なぜかトカゲが蘇る。そして、「死者を蘇らせる」「禁断のあそび」の不穏なテキストとともに、得体の知れない女性の姿や土からと伸びる不気味な白い手も映し出され、絶叫し戦慄する比呂子と直人の様子が。子供の純粋な願いが、最凶の禁忌を解き放ち、2人に襲いかかる。

橋本環奈 コメント

今まで芯の強い女の子という役柄は演じたことがありましたが、今回演じた比呂子はすごくサバサバした切り替えの早い性格でしかもお仕事ができる大人の女性という役で初めての試みだったので台本を読んだ時から演じるのを楽しみに思っていました。
服装もすごく新鮮で、今までの役とは少しイメージが異なり基本パンツスタイルでジャケットを着て腕まくりをして、ブーツを履いていてといういでたちは演じていて私自身すごく新鮮でした。

重岡大毅 コメント

ホラー映画の出演は初めてなので、『これはどうやって撮るんだろう』と台本を読んで考えたりしましたが、想像を遥かに超えてくると思います。
そしてホラーの撮影は、カメラが回り出す時点で気持ちを作っていないといけないので、酸欠になりそうだと感じたこともあるほど。
本当にパワーが必要なんだなと思いました。映画自体とても久しぶりで、また機会があればと思っていたので、それが叶うことになり嬉しかったです。
もうすぐ30歳なのですが、20代最後にこの作品を撮れてよかったです。(昨年夏撮影時点)

中田秀夫監督 コメント

(W主演のお二人に関して)
橋本さんは、役の本質を掴む芝居勘の鋭さと持ち前の明朗さで、
現場の雰囲気を明るくかつプロフェッショナルに保ってくださいました。
おかげで、スタッフ・キャスト一同気持ち良く撮影を進められました。
重岡さんは、息子役の子との長時間に渡るリハーサルをたいへん真摯に行なってくださり、 おかげで彼の家の場面からのクランクインも大変スムーズでした。
私が「ホラーは後でいっぱい音がつくから」と「大きな表現」を求めたのにも十全に応えてくださり、大満足でした。

原作者:清水カルマ コメント

まず、映画化に関わってくださっている皆さんにお礼申し上げます。
自分が書いた小説が映画になるというのは、ずっと夢見ていたことでした。
もともと高校、大学時代には自主映画を制作したりして、ほんの少しは映画監督を夢見たことがありました。
ただ、大勢で作品を作ることの大変さを味わい(といっても十人程度でしたが)、自分ひとりでやれる小説を志すようになりました。
それでもずっと映画に対する憧れがあったので、『禁じられた遊び』の映画化が正式に決まったときは、
自分自身が中田組の一員になれたようなうれしさがありました。
実際に撮影現場も見学させていただきましたが、中田秀夫監督はじめ、スタッフやキャストの方たちとお目にかかったときは、
現実感がなくてふわふわした気分でした。
今は中田秀夫監督が私の小説をどういうふうに料理してくださったのか、その本編を観るのが楽しみでたまりません。

(C)2023映画『禁じられた遊び』製作委員会