ヒューマングローバルタレントは1月19日、「英語力が年収・キャリアに与える影響」に関する調査結果を発表した。

調査は2021年10月~2022年9月、同サイト「Daijob.com」掲載企業からスカウトを受けた日本国籍の20代~50代のサイト登録者2万4,665名(男性1万2,245名、女性1万2,420名)の英語力およびスカウトデータをもとに集計したもの。

  • 企業からスカウトを受けた人材の英語レベル

    企業からスカウトを受けた人材の英語レベル

はじめに、スカウトを受けた人材の英語レベルを調べたところ、76%以上が「ビジネス会話以上」であることが明らかに。性年代別にみると、男性と女性の割合は半数ずつで、30代(37%)が最も多い結果となった。

続いて、スカウトを受けた人材の平均年収を比較すると、男性50代の「英語レベルビジネス会話以上」は、国税庁の調査結果と比べて1.5倍多い結果に。また女性では、「英語レベルビジネス会話以上」の平均年収は、特に40・50代で国税庁の調査結果と年収差が大きく開き、それぞれ1.9倍、2.2倍であることがわかった。

  • 英語力の違いによる最終経験職種別の平均年収

    英語力の違いによる最終経験職種別の平均年収

また、最終経験職種別の平均年収を英語力別で比較すると、1職種を除いて、「英語レベルビジネス会話以上」の方が平均給与が高い結果に。最も差が開いたのは、「金融/銀行/証券/投資/保険/その他金融関連職種」で1.6倍差、次いで「エグゼクティブ/経営」が1.4倍差となり、以下、「TOEIC Program」を利用している企業・団体に英語活用実態を調査した資料によると、ポジションが上がるにつれて、求められるTOEIC®L&R TESTのスコアも高くなっており、「部長」以下のポジションよりも「役員」のポジションの方が、800点以上を求める業界の数が多い調査結果が出ている。