JR北海道は20日、北海道各地において特急列車などで活躍してきたキハ183系の定期運行終了後、3~4月に道内各地でラストラン運転を実施すると発表した。各運転日でデザインの異なる乗車証明書がプレゼントされる。
3月25日に「キハ183系北斗」を札幌駅9時50分発・函館駅14時15分着(途中停車駅は東室蘭駅と新函館北斗駅)、3月26日に「キハ183系ニセコ号」を函館駅9時47分発・札幌駅15時12分着(途中停車駅はニセコ駅と小樽駅)をそれぞれ片道運行。4月1・2日に「キハ183系サロベツ」の往復運行を実施し、往路は4月1日に札幌駅9時7分発・稚内駅15時26分着、復路は4月2日に稚内駅9時30分発・札幌駅15時58分着で運行される。各列車ともキハ183系5両編成(全車指定席)を使用し、1・2号車は復刻塗装車両(2号車はグリーン車)となる。
4月9・10日に「キハ183系オホーツク」の往復運行を実施。往路は4月9日に札幌駅8時0分発・網走駅14時17分着、復路は4月10日に網走駅10時0分発・札幌15時58分着で運行され、この日がキハ183系のラストランとなる。「キハ183系オホーツク」は5両編成の1・2号車に復刻塗装車両を使用するほか、2号車に加えて3・4号車もグリーン車を連結。グリーン車3両の特別編成で運行される。
なお、これらの列車とは別にクラブツーリズムの団体貸切列車も設定され、4月7日に札幌駅から小樽駅経由で函館駅へ、4月8日に函館駅から東室蘭駅経由で札幌駅へ運行。グリーン車を3両連結した特別編成を使用する。「ノースレインボーエクスプレス」(キハ183系)のラストラン運転は4月27~30日に実施予定とされ、4月27日は阪急交通社、4月28~30日はクラブツーリズムの団体貸切列車として運行される。