アドベンチャー映画の金字塔「インディ・ジョーンズ」シリーズでは、これまで計4作品の映画が公開されています。ハリソン・フォードが演じる、少しお茶目だが博識で勇敢な主人公インディアナ・ジョーンズ博士が、お宝を求めて世界各地をかけ巡る物語です。

またシリーズ5作目となる最新作『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』の公開がついに決定するなど、今後の動向も目が離せません。

本記事では、映画「インディ・ジョーンズ」シリーズを見るおすすめの順番・時系列を解説するとともに、あらすじ・キャストをご紹介。さらには気になる最新作の情報もまとめました。

映画「インディ・ジョーンズ」シリーズ全5作品の見る順番を解説

これから映画「インディ・ジョーンズ」シリーズを見るなら“時系列順”がおすすめです。各作が完結型のためどこから見ても楽しめるようになっていますが、時系列順を理解しておくと、情勢や主人公の変化がわかりやすいでしょう。

まずはじめに全5作品の公開順からご紹介します。

■公開順一覧

  • 1.『インディ・ジョーンズ/レイダース 失われたアーク《聖櫃》』(1981年公開)
  • 2.『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(1984年公開)
  • 3.『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(1989年公開)
  • 4.『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008年公開)
  • 5.『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』(2023年公開予定)

基本的に3.4.5作目は時系列順と変わりませんが、第1作の前日譚である2作目『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』が、実はもっとも古い時代設定となっています。

映画「インディ・ジョーンズ」シリーズの時系列は?

上述した点を踏まえて、映画「インディ・ジョーンズ」シリーズを時系列順に並べ替えました。

■時系列順一覧

  • (1)『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(時代設定: 1935年)
  • (2)『インディ・ジョーンズ/レイダース 失われたアーク《聖櫃》』(時代設定: 1936年)
  • (3)『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(時代設定: 1938年)
  • (4)『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(時代設定: 1957年)
  • (5)『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』(時代設定: 1969年)

ちなみに話題の最新作『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』は、1969年ともっとも新しい時代設定で描かれた話であることがわかっています。そのため最新作を見る前に、1~4作目をしっかりとおさえておきたいところです。

映画「インディ・ジョーンズ」シリーズのあらすじ・キャスト一覧

ここからは、映画「インディ・ジョーンズ」シリーズ各作品のあらすじ・キャストを公開順にご紹介します。

1.『インディ・ジョーンズ/レイダース 失われたアーク《聖櫃》』(1981年公開)

のちにアドベンチャー映画史に大きく名を残すことになった「インディ・ジョーンズ」シリーズの記念すべき公開1作目。冒険心をかき立てるジョン・ウィリアムズ作の主題曲「レイダース・マーチ」はあまりにも有名で、このあと続く作品にも採用され、シリーズの代名詞ともなりました。

ハリソン・フォードが危険を顧みず大冒険に挑む主人公インディを演じ、巨匠スティーブン・スピルバーグとジョージ・ルーカスがタッグを組んだこの大作は、この年のアカデミー賞では9部門でノミネートされ、5部門で受賞しています。

あらすじ

第二次世界大戦を控えた1936年。世界支配をたくらむナチスのヒトラーは、旧約聖書の十戒の破片を収めた秘宝「聖櫃(アーク)」を探し求めていた。大きな力を持つ宝がナチスの手に渡れば、世界情勢は最悪の展開になりかねない。

この緊急事態を危惧したアメリカ政府は、ヒトラーの恐ろしい計画を阻止するべく考古学者のインディ・ジョーンズへ聖櫃探しを依頼する。聖櫃を先に手に入れることができるのは、果たしてインディとナチスのどちらか? 数々の試練が待ち受けるなか、危険な冒険がいま幕を開ける。

作品概要

公開年/1981年
監督/スティーブン・スピルバーグ
原案/ジョージ・ルーカス、フィリップ・カウフマン
脚本/ローレンス・カスダン
出演/ハリソン・フォード、カレン・アラン、デンホルム・エリオット

ユーザーコメント

・「古い映画ですが、やっぱり1作目がストーリー・展開ともに一番おもしろいと思います。ハリソン・フォードがめちゃくちゃカッコいい!」(50歳男性)
・「テンポが速くておもしろかったから」(69歳男性)
・「若いときのハリソン・フォードさんがすてきです。見ている側をハラハラドキドキさせ、展開も早く見ている者を飽きさせないテクニックや脚本、見せ方はさすがスピルバーグという感じです。劇中の音楽も記憶に残る名曲でアクションシーンとともに流れるわざが絶妙だったと思います」(60歳男性)
・「笑えたし、特に子役が印象に残っている」(57歳女性)
・「スピード感があってとてもおもしろかった」(55歳男性)
・「第1作なので印象的だった」(65歳女性)
・「ドキドキワクワクの連続で、スリリングな時間を過ごした」(60歳女性)
・「独身時代に友人と一緒に見に行った映画であり、インパクトがあったのでとても印象深い。自分の中では期待以上のよさだった」(63歳男性)
・「地底のシーンが、忘れられない」(66歳男性)

2.『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(1984年公開)

「インディ・ジョーンズ」シリーズ第2作であり、前作の約1年前が舞台となっています。監督はスティーブン・スピルバーグ、音楽をジョン・ウィリアムズが担当するなど、1作目のスタッフ陣が多く続投。観客をワクワクさせる冒険色の強い演出は健在です。

シリーズを通してグロテスクな描写があることは有名ですが、今作でも冒頭のマフィアと乱闘になるシーンから「インディ・ジョーンズ」シリーズらしい残酷な場面が。これから始まるインディの過酷な旅を連想させる見どころのひとつです。

あらすじ

時は1935年、上海のナイトクラブでマフィアと争いになったインディ・ジョーンズは、クラブで働く女性・ウィリーと少年ショーティを連れてその場から逃亡。しかし乗り込んだ飛行機は墜落……命からがらたどり着いたのは、インド山奥の小さな村だった。

その村では子どもたちと秘宝「サンカラストーン」を邪教集団に奪われ、みんなが絶望の淵に。インディは村の救世主となるべく、彼らを救うために立ち上がる。インディはさっそく集団の潜むパンコット宮殿へと向かうが、そこで想像をはるかに超える困難に直面してしまう……。

作品概要

公開年/1984年
監督/スティーブン・スピルバーグ
原案/ジョージ・ルーカス
脚本/ウィラード・ハイク、グロリア・カッツ
出演/ハリソン・フォード、ケイト・キャプショー、キー・ホイ・クァン

ユーザーコメント

・「ストーリー展開にめちゃくちゃ興奮してどんどん見たくなる」(41歳女性)
・「アクションシーンがすごかった」(59歳男性)
・「トロッコのシーンは、とても印象に残っています。冒険活劇みたいでワクワクしてみた記憶があります」(53歳男性)
・「ハリソン・フォードがものすごく若くてエネルギッシュ。あの時代の映画にしては結構おもしろくて何回も見たので印象深く心に残っている」(64歳男性)
・「トロッコのシーンがすごく心に残っている」(53歳女性)
・「冒険色が強くてワクワクする」(42歳女性)

3.『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(1989年公開)

「インディ・ジョーンズ」シリーズ3作目にして、監督スティーブン・スピルバーグが考える父子像が描かれた本作。インディの家族と生い立ちが明かされています。

少年期インディ役を演じたリバー・フェニックスは、やがて23歳の若さで他界。しかしその美貌と演技力で今なおスター俳優として語り継がれており、彼の弟であるホアキン・フェニックス(『ジョーカー』)も俳優として活躍しています。またインディの父親を演じたのは映画「007」シリーズでおなじみのショーン・コネリーで、本作ではいぶし銀の魅力を発揮し、抜群の存在感を見せています。

あらすじ

1938年。インディ・ジョーンズが富豪ドノヴァンから受けた依頼は、キリストが最後の晩餐で使ったとされる聖杯を探してほしいというもの。実は前に聖杯の調査をしていたのはインディの父親であるヘンリー・ジョーンズで、ヘンリーは聖杯を追う過程で行方がわからなくなっているという。

数少ない手がかりを頼りにベネチアへ向かったインディは、父の同僚シュナイダー博士とともに捜索を開始。そこで聖杯を守り続けているという集団に遭遇する。果たしてインディは、父を見つけ出すことができるのか……?

作品概要

公開年/1989年
監督/スティーブン・スピルバーグ
原案/ジョージ・ルーカス、メノ・メイエス
脚本/ジェフリー・ボーム
出演/ハリソン・フォード、ショーン・コネリー、リバー・フェニックス

ユーザーコメント

・「インディ・ジョーンズのシリーズの中で一番好きです。1作目と2作目とは違って、父親との冒険となり、二人のわちゃわちゃ感が見ていてとてもおもしろい。アクションも満載で満足できる作品です」(53歳女性)
・「ジョーンズ親子のやりとりが秀逸でおもしろかった記憶があります」(51歳男性)
・「躍動感があってよいので一番好きな作品」(57歳女性)
・「親子の絡みが笑えた」(50歳女性)
・「冒険の醍醐味を感じた」(44歳女性)
・「また見たくなるくらいおもしろいから」(43歳女性)
・「どの作品も好きですが、特にアクションシーンなど迫力があって記憶に残っています」(38歳男性)

4.『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008年公開)

第3作から19年ぶりとなったファン待望の第4作は「インディ・ジョーンズ」シリーズの中で歴代最高の興業収入となる7.9億ドルを記録したヒット作。スタントや、映像技術の進歩による迫力あるアクションがふんだんに盛り込まれた大冒険を繰り広げます。

主演のハリソン・フォードにあわせてキャラクターも年齢を重ねた設定となり、劇中では「じいさん」呼ばわりされる場面も。しかしおとろえを知らない知識と行動力、そして磨きのかかった魅力が満載のインディに注目です。

あらすじ

米ソ冷戦が続く1957年。突如、米軍に扮したソ連部隊に拉致されたインディ・ジョーンズは、過去に自身も研究に関わった宝の捜索を命じられる。なんとかその場を逃げ切るも、なぜか大学教授を休職処分となってしまい絶望するインディ。

そんななか現れた青年マット・ウィリアムズから昔の友人に関する驚きの事実を聞かされたインディは、南米アマゾン奥地に眠る秘宝“クリスタル・スカル”を求めて冒険へ出発する。しかし現地で彼らを待っていたのは、ソ連軍の周到な包囲網だった……。

作品概要

公開年/2008年
監督/スティーブン・スピルバーグ
原案/ジョージ・ルーカス、ジェフ・ナサンソン
脚本/デヴィッド・コープ
出演/ハリソン・フォード、ケイト・ブランシェット、シャイア・ラブーフ

ユーザーコメント

・「アクションシーンがすごくて、最後までハラハラした」(38歳女性)
・「映像に迫力があった」(39歳男性)
・「ストーリーがおもしろくてワクワクしました」(42歳男性)
・「やはり最近の作品なだけあって、CGによる映像の迫力度は比べ物にならないほどアップしていると感じました」(29歳男性)
・「一番ワクワクする展開だったから」(49歳男性)

最新作『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』の公開日は?

そしてついに「インディ・ジョーンズ」シリーズ最新作となる5作目の公開が決定。タイトルは『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』(洋題: Indiana Jones and the DIAL OF DESTINY)であると正式に発表されました。2023年6月30日に日米同時公開となります。

物語の舞台は1969年……これまで続いたアメリカとロシアの争いはついに宇宙規模に。宇宙開発競争を繰り広げる両国の間で、考古学者インディ・ジョーンズがこれまでにない最後の大冒険を繰り広げます。

気になる監督やキャストは?

最新作『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』でメガホンをとるのは『LOGAN/ローガン』『フォードvsフェラーリ』のジェームズ・マンゴールド。シリーズを通じて監督を務めてきたスティーブン・スピルバーグは、ジョージ・ルーカスとともに製作総指揮にまわりました。作曲は引き続きジョン・ウィリアムズが担当。

キャストはこれがインディを演じる最後であると明言する主演ハリソン・フォードのほかに、マッツ・ミケルセン、アントニオ・バンデラスなど実力派俳優らが脇を固めます。

ついにシリーズ完結! 映画「インディ・ジョーンズ」シリーズは時系列順で楽しもう

映画「インディ・ジョーンズ」シリーズの最新作を含む計5作品についてご紹介しました。まずは時系列に沿って見て、いよいよ完結となる最新作の公開を待ちましょう。

危険いっぱいの遺跡やジャングルを巡ってお宝を探す……誰もが子どもの頃に思い描いたような大冒険がここにあります。ひとりでも多くの人が「インディ・ジョーンズ」を見て、このワクワクする気持ちが広がりますように。

調査時期: 2022年12月16日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計509人(男性: 411人、女性: 98人)
調査方法: インターネットログイン式アンケート

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