歌手の西川貴教が17日(22:00〜)、『THE FIRST TAKE』の制作チームが手がける動画コンテンツ『FUKA/BORI(フカボリ)』に登場する。

  • 西川貴教

『FUKA/BORI』は、音楽を嗜好品のように味わい、楽曲やアーティスト自身について深く掘って語る“最深音楽トーク”コンテンツ。東京スカパラダイスオーケストラの谷中敦がホストを務め、音楽が生まれた裏側にどんな物語があったのか、その音楽を生んだミュージシャンを作ったのはどんな音楽だったのか、ゲストアーティスト自身が谷中とともに掘り下げていく。

第9回は、西川貴教が登場。17日公開の「SIDE A」では、自身のターニングポイントになった楽曲「INVOKE-インヴォーク-」と「一番光れ!-ブッチギレ-」を深掘りしていく。

アニメ『機動戦士ガンダムSEED』OPテーマとなっている「INVOKE-インヴォーク-」は、T.M.Revolutionが「HOT LIMIT」「WHITE BREATH」等で自身の存在を確立した後の、“音楽”というジャンルを飛び越えて活動をし始めるきっかけとなった曲だという西川。

「アニメ自体にファンの方も多いですから、最初は『こっちに来んな』『そうまでして売れたいのか』みたいなことを言う人もいた。でも僕的には、それが二次元だろうが三次元だろうが思いを込めて作っているものに隔たりなんてないって、その信念でやっています。そのおかげで、いろんな界隈の皆さんと交流をさせていただけることになったので、あの経験がやっぱりあったから今があるなと思っています」と当時の逆境を振り返る。

また西川貴教名義の楽曲「一番光れ!-ブッチギレ-」では、コンポーザーに迎えた草野華余子から「学生時代から(西川さんに)歌わせたいと思ってデモを勝手に作っていた」と打ち明けられたと言い、頼んだ翌日にデモ楽曲が送られてきたエピソードを告白。

「新しいことや周りの状況に自分の気持ちも揺らぐこともあるし、このままでいいのかなと思うこともあったりするんですが、やっぱり続けてみよう、この先にもう少し掘ったら何か出てくるんじゃないかとかってやっていたら、本当にそういうふうにプレゼントが現れた」と、西川にとって自身の活動の支えとなる大きな出来事の一つだったことが明かされる。