恋愛マッチングアプリ「Omiai」は1月11日、「疎遠になった相手と、再び連絡を取った・連絡を受けた経験についてのアンケート」結果を発表した。同調査は2022年11月28日~30日、12月1~2日、全国の15~59歳の男女468人を対象に、インターネットで実施した。

  • 何をきっかけに連絡しましたか

同調査では、恋愛に絞り、久しぶりの相手との関係復活を遂げる「ザオラル行為」について調査した。「ザオラル」とはゲームの呪文が起源の言葉で、恋愛においては関係性が薄くなった相手と繋がったり、元恋人とよりを戻すための連絡行為のことを指す。

疎遠になった相手に連絡を取った(ザオラルをしたことがある)人に、何をきっかけに連絡したか尋ねたところ、男女とも最も多い回答は「特にきっかけはない」だった。2位は「相手の誕生日」、3位は「帰省」、4位は「正月」、5位は「近くに寄った」となっている。「クリスマス」と回答したのは男性のみだった。

連絡手段は「LINE」が圧倒的に多く、男女併せて半数以上(55.5%)だった。次いで多かったのは「電話」(27.3%)だが、50代の電話使用率が目立ったことで上位に押し上げた結果に。3位は「電子メール」(25.0%)となっている。LINE以外のSNSのメッセージ機能で連絡する人は「Instagram」がトップで、次いで「Facebook」「Twitter」だった。

  • 相手に連絡した手段

元恋人や元配偶者から連絡を受けた人に、返信したか尋ねたところ、72.4%が「半分ぐらい返信した」「ほぼすべて返信した」「半分以上返信した」と答えた。「ほぼすべて返信した」と回答した人は男女合計41.8%になり、内訳は男性51.3%、女性34.2%と、やや男性の返信率が高かった。

  • 元恋人や元配偶者から連絡を受けて返信しましたか

元恋人や元配偶者から連絡を受けてどう思ったか聞くと、42.1%が「困惑した」と答えた。次いで「嬉しかった」(37.1%)、「不快だった」(14.4%)と続いている。「不快だった」と回答した人の約8割は女性で、女性は終わった恋愛に対してドライであることがわかったとのこと。

  • 元恋人や元配偶者から連絡を受けて、どう思いましたか

元恋人や元配偶者に連絡する側は、何かしらの動機があるから連絡をし、対して連絡を受けた側は何かしらの動機があるから返信をしている。そこでザオる人とザオられた人を比較対象にして、ザオラルによって期待は叶ったかを調査した。

その結果、送信側のザオる人は46.3%、受信側のザオられた人は50.3%が、何かしら期待は叶ったと回答している。久しぶりの連絡に対して送受信側で約1/2の確率で期待が叶っているため、ザオラルは有効な手段であることがわかったという。

  • 連絡(返信)した結果、期待は叶いましたか

具体的にどのような期待が叶ったか聞くと「シンガー・ソングライターを始めたらしくライブのお誘いだった」「元彼からちゃんと会って話をしたいと言われて、彼の自宅へ行きそこで復縁」「大人になってから再会して、おたがいのい部分を確認することができて恋愛関係に」「何回か連絡しているうちに復縁しようみたいな話になった」などだった。

連絡する側に、元恋人や元配偶者に連絡して、どのようなことを期待していたか聞くと、46.1%が「繋がることを期待」、37.5%が「会うことを期待」と答えた。合わせると82.1%が、連絡を取ることで何かしらの期待をしていることがわかった。

4位には「具体的ではないが、何かを期待して連絡した」では、女性の方が男性よりも約3倍多く、女性も何かを期待はしているが、男性と比べると「何となく」「感情に身を任せて」連絡をしている人が多いことが判明したと言う。

  • 元恋人や元配偶者に連絡して、どのようなことを期待していましたか

連絡を受けた側に、元恋人や元配偶者から連絡を受けて、どのようなことを期待したか尋ねると、圧倒的に「期待していたことはない」(49.7%)が多かった。「繋がることを期待」は19.4%、「会うことを期待」は17.6%だった。