日本気象は1月11日、北海道から鹿児島までの約1,000カ所のソメイヨシノにおける2023年第1回桜の開花・満開予想を発表した。

  • 2023年桜開花予想マップ

今シーズンの気温傾向は、全国的に10月と12月が平年並みか平年より低めであったものの、11月は平年よりかなり高めであった。その影響から休眠打破が、平年並みか平年より遅れ、開花もそれに準ずる予想だという。

開花は3月22日ごろから東京・高知・下関より始まり、東海や九州地方が続くと見られる。

  • 2023年 主な都市の桜の開花・満開予想日

地方ごとの開花傾向としては、北海道地方や東北地方、関東・甲信地方、北陸地方、中国地方、九州地方では平年並み、東海地方や近畿地方、四国地方では平年並みか平年より遅いとされる。

春に開花するまでの過程も楽しむために、現在桜が開花・満開を迎えるまでのどの段階にあるかを視覚化する「開花メーター」では、1月4日時点で覚醒率の最下位は鹿児島の50%となっている。

  • 開花メーター 2023年1月11日発表

また、比較的温暖な静岡・長崎・宮崎では値が60%台前半にとどまっている。生長率の首位は室蘭・青森・盛岡・長野の5%。北日本の全地点と長野では既に休眠打破が完了し、生長段階に入っているという。