ソニー損害保険は1月6日、「20歳のカーライフ意識調査」の結果を発表した。調査は2022年11月17日~19日、2002年4月2日~2003年4月1日生まれの新成人1,000名(男女各500名)を対象にインターネットで行われた。
新成人の普通自動車運転免許の保有率は61.2%。内訳は、オートマ限定が44.5%、マニュアルが16.7%。男女別にみると、女性はオートマ限定が53.4%と、男性(35.6%)と比べて17.8ポイント高く、一方男性はマニュアルが26.4%と、女性(7.0%)よりも19.4ポイント高かった。
また、普通自動車運転免許の保有率を過去の調査結果と比較すると、2021年は51.3%だったが、2022年は57.2%、2023年は61.2%と、上昇傾向にあることが見てとれた。
続いて、車(バイクを除く)の所有状況および購入意向について聞いたところ、「自分の車を持っている」は19.6%、「自分の車を購入する予定がある」は12.0%、「購入する予定はないが、いずれは欲しい」は44.8%で、合計した76.4%が車の所有に「肯定的」という結果に。
自分の車を持ちたいと思った理由を聞くと、「移動が楽だから」(59.0%)が最も多く、次いで「買い物の際に便利だから」(46.1%)、「通勤・通学で必要だから」(33.5%)、「レジャー・旅行の際に便利だから」(33.4%)、「運転・ドライブが好きだから」(31.8%)が上位に。
一方、車を持ちたいと思わない理由については、「購入費用を負担に感じるから」(37.3%)、「車以外の移動手段が充実しており、車に乗る必要性がないから」(28.0%)、「交通事故・トラブルを起こしたくないから」(26.7%)、「燃料代や修理費など、維持費がかかるから」(25.4%)、「交通事故・トラブルに遭いたくないから」(22.9%)が上位となった。
次に、車に対する意識について、それぞれどの程度あてはまるかを聴取した。その結果、「車に興味がある(とても+やや)」人は45.6%。また、「同年代で車を所有している人は格好いいと思う(とても+やや)」人は53.8%、「車を所有している大人(自分より上の世代の人)は格好いいと思う(とても+やや)」が53.4%という結果に。
同様に、若者の車離れに関する意識や車に対する希望について聞くと、「『若者の車離れ』とは自分自身のことだ(とても+やや)」という人は32.4%、「車に乗る必要性を感じない(とても+やや)」人は25.3%、「車を所有しないことは合理的だと思う(とても+やや)」人は24.7%となり、さらに、「車を所有する経済的な余裕がない(とても+やや)」人は57.9%と6割近くにのぼり、「メーカーにもっと若者向けの車を作ってほしい(とても+やや)」という新成人は45.4%となった。
最後に、カーナビやドライブレコーダーといったカーアクセサリーに対する意識について聞いたところ、「カーナビはスマホのナビアプリで十分だと思う(とても+やや)」人は41.2%。また、「ドライブレコーダーは必需品だと思うか」と質問したところ、実に81.7%が「必要だと思う(とても+やや)」と回答した。