兵庫県三木市(みきし)は、粘土質の土壌で昼夜の温度差があり、日本一の酒米「山田錦」の質・量ともに日本一の産地です。

その三木市にある、明治22年創業の酒造蔵「稲見酒造株式会社」は、30年以上「長期熟成酒研究会」の会員として日本酒の醸造酒に取り組んできました。
今回紹介する返礼品は、三木市特A地区産山田錦を100%使用した長期熟成酒「葵鶴 大吟古酒」で、世界的にも定評のあるお酒です。

本稿では、マイナビふるさと納税担当者 が、気になった返礼品を紹介していきます。

今回は、「葵鶴 大吟古酒」の特徴や生産者の商品に対するこだわり、返礼品になった経緯などについて詳しく調べてみました!

「葵鶴 大吟古酒」について

・返礼品名:葵鶴 大吟古酒
・提供事業者:稲見酒造株式会社
・所在地:兵庫県三木市芝町2-29
・内容:720ml
・寄附金額:1万円

「葵鶴 大吟古酒」のふるさと納税の寄附金額は1万円。日本一の酒米「山田錦」の日本一の産地である三木市産特A地区山田錦だけを使用し,熟成させた古酒です。

低温貯蔵と常温熟成を組み合わせて17年以上寝かせた純米大吟醸の熟成酒で、琥珀色で柔らかな味わいが特徴。イタリアン、フレンチ、中華といった風味の濃い料理や、チーズ、いちじくなどのドライフルーツと相性抜群です。

  • 画像出典:稲見酒造株式会社

明治時代初期まで一般に親しまれていた熟成古酒ですが、明治時代の酒税制度の影響を受けて多くの酒蔵が熟成古酒の貯蔵を止めました。

稲見酒造は失われた熟成古酒を復活させるために、三木の気候風土を大切にしながら、低温貯蔵と常温熟成を組み合わせ、気候や外気温に合わせて貯蔵場所を変えるなどして、三木市特A地区山田錦独特の熟成古酒の味わいを出すことに成功。

その結果、世界で最も権威のあるお酒の品評会である「IWC(インターナショナルワインチャレンジ)」で4度ブロンズ賞を、2022年にはシルバー賞を受賞。多くの領事館等で取り扱われ、その味わいは世界から評価されています。

「葵鶴 大吟古酒」がふるさと納税の返礼品になった経緯と実績

  • 画像出典:稲見酒造株式会社

三木市ふるさと納税返礼品では、三木市産山田錦を使用している日本酒やビール、焼酎など39種類が出品されています。その中でも「葵鶴 大吟古酒」は、最も寄付申し込みの多いお酒の返礼品です(令和4年11月末日現在)。

近畿経済産業局が選ぶ12の地域ブランドにも選ばれており、令和4年9月25日に京都フランス総領事でのマルシェでは、外国の方にも大変人気があったのだとか。「是非一度味わってもらいたい」と三木市ふるさと納税担当者は想っているそうです。

寄附者からの反響

三木市ふるさと納税担当者によると、「熟成古酒ということで、日本酒のイメージを覆す飲み口。熟成酒ならではの強い味わい」「芳醇な香りと、大吟醸の熟成ならではの綺麗な味わい」という声が届いているそうです。

事業者の想い

古酒の歴史は古く、貴重な酒として江戸時代には珍重され高級なお酒とされていました。「葵鶴 大吟古酒」は時の流れに醸され、自然に色がつきまろやかな味わいになっています。これからも、お米の旨味を十分に引き出すような古酒造りに邁進したいと思います。


今回は、世界で最も権威のあるお酒の品評会で多数の賞を受賞した「葵鶴 大吟古酒 」を紹介しました。和食だけでなくイタリアン、フレンチ、中華など幅広い料理と合うお酒なので、色んなシーンで楽しめそうです。1ランク上の、上質な日本酒を味わいたい方は一度チェックしてみて下さい。