俳優の北村匠海と中川大志がW主演を務める映画『スクロール』(2023年2月公開)の場面写真が27日に公開された。
同作は橋爪駿輝による同名小説の実写化作。学生時代に友だちだった〈僕〉(北村匠海)とユウスケ(中川大志)のもとに、友人の森が自殺したという報せが届く。就職はしたものの上司からすべてを否定され、「この社会で夢など見てはいけない」とSNSに想いをアップすることで何とか自分を保っていた〈僕〉と、毎日が楽しければそれでいいと刹那的に生きてきたユウスケ。森の死をきっかけに“生きること・愛すること”を見つめ直す二人に、〈僕〉の書き込みに共鳴し特別な自分になりたいと願う〈私〉(古川琴音)と、ユウスケとの結婚がからっぽな心を満たしてくれると信じる菜穂(松岡茉優)の時間が交錯していく。
この度解禁された場面写真は、本作でW主演を務める〈僕〉役の北村匠海と、ユウスケ役の中川大志の2ショット場面写真4点。学生時代に友だちだった〈僕〉とユウスケのもとに、友人の森が自殺したという報せが届き、葬儀に出向いた2人は久々の再会を果たすが、その表情は再会の喜びとは程遠い。さらに道端で座り込みシリアスな面持ちのカットからは、それぞれの抱える悩みや葛藤が見てとれる。一方、それらとは対照的に銭湯で笑顔を浮かべ、楽しげに話す印象的なカットも。友人の「死」を通して、2人は自分の人生も見つめ直すことになる。
北村は「子供の頃から友人の大志と、この作品を背負える事、とても嬉しく思います」と中川との共演についてコメントを寄せ、一方の中川は「北村匠海という俳優は、僕がこの世界に飛び込んだ小学生の頃からずっと、沢山の刺激を貰ってきた存在です。近いようで遠く、なかなか交われ無かった彼と、この歳になって、やっと、共に作品が作れる事に胸が熱くなりました」とお互いについてそれぞれコメントを残しており、そんな2人が本編で見せる絶妙な距離感のコンビネーションに注目となっている。