JAFは12月26日、「燃料の入れ間違い」に関する調査結果を発表した。調査は10月1日~31日の1カ月間、JAFが燃料の入れ間違いによって出動した救援件数を集計した。

  • 燃料の入れ間違いトラブル

    燃料の入れ間違いトラブル

10月の1カ月間、JAFが出動した「燃料の入れ間違い」による救援件数は105件。そのうち、ガソリン車に軽油を給油してしまったケースは全国で57件、ディーゼル車にガソリンを給油してしまった件数は39件という結果に。現場で聴取した入れ間違えの理由としては、「レンタカーを借りて普段の車両と違ったため」「軽自動車なので軽油を入れた」など、ドライバーの認識不足がトラブルに繋がっていることがわかった。

今回の調査結果を受けて、JAFは次のように注意喚起している。

「ガソリン車に軽油を入れた場合、はじめの症状としてエンジン出力が下がり加速が鈍くなります。そのまま走り続け供給される燃料が100%軽油だけになると、黒い排気ガスが出てやがてエンジンが止まってしまいます。エンジン始動前すぐに正しい燃料を入れ替えれば大きな問題はありませんので、間違いに気づいたらJAFに連絡するなど、早急な対処をお願いいたします。」

なお、セルフ式給油スタンドが増加するなか、こうしたトラブルを未然に防ぐためには、レンタカー、シェアカーなどのマイカーではない車両や、初めて乗る車両に給油をする際には、必ず車検証や取扱説明書で燃料の種類を確認することが重要だという。