ポズナンはワルシャワの西約270kmに位置するポーランド第5番の大商業都市。人口は約50万人。ポーランド建国の地であり、10世紀頃最初の首都がおかれた古都です。

  • 落ち着いた佇まいを見せるポズナンの旧市街

  • ポズナンのシンボル「2匹の山羊」(理由は後述)

首都ワルシャワを東京とするなら、ポズナンは大阪。歴史的にいうならば、クラクフ(※)が京都ならポズナンは奈良。ポーランドの深く複雑な歴史を知るために、ぜひとも訪れていただきたい場所のひとつです。

  • 旧市街でもっとも美しい教会のひとつ、イエズス会の聖マデレン教会の入口

  • 10世紀にポーランドが初めてキリスト教を受け入れた直後に建てられたポズナン大聖堂内部の礼拝堂のひとつ

自由広場

歴史ある古都ポズナンのクリスマス市は、2つの広場で開かれていました。1つは通称、自由広場、旧市街のヴォルノシチ広場のもの。 

まだ週末前の木曜日というのに、大勢のポズナンっ子たちで大賑わいだったヴォルノシチ広場。舞台もあってバンドの演奏を聞きながら、温かい飲み物を飲んで友人と集う地元の人々を見ていると、1か月の間いわば縁日が開かれていて、気が向いたらワイワイと出かけて楽しむ感覚なのかもしれません。羨ましい限りです。

  • 家族連れや友人グループで賑わう自由広場のマーケット

  • チョコレート屋台で嬉しそうな子ども

  • ジンジャーブレットやスイーツのブース、焼きリンゴが懐かしい!

  • 焼きチーズ屋台でベーコン巻き&ラズベリージャムのせをいただいてみました

  • 2022年クリスマス、自由広場のグラスはこちら!

  • こちらのムートンラグ、値切って170ポーランドズロチ(約5,300円)で購入。山岳地方名産の革製モカシンやスリッパ、羊毛の靴下や手袋なども売っています

ポズナン見本市会場

もうひとつのクリスマス市は、ポズナン見本市会場で。イルミネーションはこちらの方が凝っていました。マーケット入口には、ポズナンのシンボル「2匹のヤギ」が輝いています。

  • 入口には2匹の山羊のイルミネーション

なぜヤギなのか、といいますと、1551年、市庁舎の大時計を取り付けた記念の宴に供されるはずだったヤギ2頭が台所から逃げてしまい、現在の銅像がある場所まで逃げてきたから、という説が有力だそうです。

こちらのクリスマスツリーは観覧車のイルミネーションともに美しく、絵になります。さまざまなお店が並び、こちらも地元民で賑わっていました。若者が多く目立っていました。

ポズナン国際見本市のクリスマスマーケットは、1月以降は「Zimowisko ポッドスパイク」という名に変わり2月14日まで延長されます。

  • ここが人気の撮影ポイント

  • 自由広場とはまた違うホットワイン用のカップ

  • ホットワインのブースはいつも長蛇の列

  • 夢のメリーゴーラウンドも!

  • クリスマスドリンクを売るお店の2階が室内のカフェ風になっていて、ベランダから撮った写真

  • キリスト教の国らしいイルミネーション

●ポズナンのクリスマス市(2か所)
開催場所: 自由広場(ヴォルノシチ広場)、ポズナン・インターナショナルフェア広場
住所: 自由広場/Wolności Square, Poznań
ポズナン国際見本市会場/Poznań International Fair, ul. Głogowska 14
*ポズナンへはワルシャワから空路で所要約1時間