モデルで女優の久間田琳加が主演を務める『ブラザー・トラップ』(毎週火曜24:58~25:28)が、2023年1月24日よりTBSの深夜ドラマ枠「ドラマストリーム」で放送される。このたび、工藤遥、若林時英、渡邉美穂、MAX・NANAの出演が発表された。

  • 左から渡邉美穂、工藤遥、若林時英、MAX・NANA

TBSで今年の春からスタートした深夜ドラマ枠「ドラマストリーム」の6作目となる本作は、電子コミックサービス「LINEマンガ」にて1億3000万viewを突破した人気漫画を実写化。元カレとわだかまりが残ったまま別れてしまったことがきっかけで、恋愛に積極的になれなれない大学生・立花あかり(たちばな・あかり)に訪れた久々の恋。しかし、相手の年下男子・成瀬和泉(なるせ・いずみ)は元カレの弟であったことが発覚。その事実は、いつしか本人たちも知ってしまい……。この三角関係を中心に繊細で一途なドキドキのピュアラブストーリーが展開される。

主人公の立花あかりを久間田琳加、あかりと惹かれ合う年下男子・成瀬和泉を山中柔太朗、2人の関係を揺さぶる和泉の兄・成瀬大和(なるせ・やまと)を塩野瑛久が演じることがすでに発表されているが、このたび、この3人の恋を見守るキャストたちが決定した。

成瀬兄弟と幼馴染で大和の彼女・藤宮遥(ふじみや・はるか)を演じるのは工藤遥。2018年より女優として活動を開始。2020年には映画『のぼる小寺さん』で初主演を飾るなど幅広く活躍し、TBSドラマにはドラマストリーム1作目の『村井の恋』第5話で初出演を果たしている。

本作で工藤演じる藤宮遥は、成瀬兄弟の“ご近所さん”で幼馴染。和泉と同級生で一緒に過ごす時間が一番多く、姉弟のように大事に思っている。そして大和に対しては幼い頃から憧れがある。あかりや和泉、大和の“過去”を知り、三角関係に絡む重要な役どころだ。「自分と同じ名前の“遥”という役に出会えたことが、奇跡のような巡り合わせ」と話す工藤が、ちょっと気が強めで明るく優しい性格の“遥”をどう演じるのか。

和泉と遥の中学からの同級生・駒井瑛太(こまい・えいた)を演じるのは若林時英。12歳の時に蜷川幸雄さんの舞台『身毒丸』に出演して以来、ドラマ、映画と活躍の場を広げている若林。TBSドラマには火曜ドラマ『中学聖日記』(2018年)や『ファイトソング』(2022年)にレギュラー出演しており、どちらも人を笑わせる明るくやんちゃな役を演じ注目を浴びた。

本作で演じる駒井も周りを笑わせる明るいムードメーカー。和泉とは大学も同じで、あかりと和泉の恋がうまくいくように気を利かせる。その一方で、自身の恋愛に関しては純粋でウブな一面がある。

あかりの親友・三宅絵里子(みやけ・えりこ)役は渡邉美穂。2017年にけやき坂46(現:日向坂46)の2期生としてグループ入りし、人気メンバーの1人として活躍した渡邉。グループ在籍中もさまざまなドラマや舞台に出演しており、今年7月に卒業してからは女優として活動の幅を広げている。そんな渡邉は本作がTBSドラマ初出演となる。

本作で演じる絵里子はあかりの親友で、あかりの恋愛相談にも乗っているため大和とのことも知っている。大の少女漫画好きで漫画で蓄えた知識からあかりにアドバイスしている。また、あかりの今後の恋愛模様を予測するような勘の鋭い一面も。あかりがすっぴん・眼鏡・部屋着姿で一緒に過ごせるほど心を許している絵里子を渡邉が頼もしく演じる。

和泉と大和の母・成瀬由紀(なるせ・ゆき)を演じるのはNANA。1995年にデビューした沖縄出身のボーカルダンスグループ・MAXのリーダーであるNANAは、音楽活動以外にも女優としてドラマ・映画・舞台に出演している。TBSの連続ドラマには本作が初出演となる。

NANA演じる由紀は第3話から登場。持病で通院しており、普段の生活に支障はないが病気のことで息子たちに迷惑をかけていると感じている。プライベートでも息子を育てている NANA が本作でも母の優しさと大人の上品さを見せる。

さらに、あかりの大学の同級生で和泉の先輩・コータ役に、昨年の「第34回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリを受賞した齋藤璃佑が抜擢された。齋藤は本作で俳優デビューを飾る。誰とでも気さくに話し、あかりと和泉が出会うきっかけを作るコータを齋藤がどう演じるのか。

そして、ドラマ化を記念して、12月22日から原作漫画「ブラザー・トラップ」の新たな番外編連載がLINEマンガでスタート。毎週木曜日に更新される。さらに、その連載を収録したコミックス第10巻も発売予定。

新キャストのコメントは以下の通り。

■工藤遥

自分と同じ名前の“遥”という役に出会えたことが、奇跡のような巡り合わせだとうれしくなりました。少女漫画の詰め合わせのような設定で、相関図の矢印渋滞が起きてどろどろしそうなところですが、それぞれの真っ直ぐ誰かを思う気持ちに、キラキラしているだけでない妙なリアリティが面白い作品だと感じました。 あかりと和泉の初心っぷりに見ているこっちが恥ずかしくなってしまいます。その傍ら、大和をはじめ前に進めずにいる切なさともどかしさ、どちらもしっかり描かれているので、甘い物としょっぱい物を永遠に食べ続けられるあの感覚に近いな、と思いました。何よりあかりと和泉のやりとりが可愛すぎて、それだけで白米をモリモリ食べられます(笑)。 2人の恋愛を見守りつつ、遥ちゃん自身がきちんと前に進めるよう、丁寧に演じられたらと思います。楽しんで撮影しておりますので、画面の向こうで楽しんでいただけたら幸いです。

■若林時英

このドラマのお話をいただいたとき、単純にうれしかったです。ただの恋愛ドラマではないなと思いました。そして、オファーいただいた役がとても魅力的だったので、とてもワクワクしたことを覚えています。 撮影現場の雰囲気はとてもいいです。今回、僕個人でいうと初めましての方があまり多くなかったので、すんなり現場に馴染むことができました。それも主演の久間田さんが作ってくれる雰囲気のおかげですね!(笑) 原作のリスペクトを忘れずに、キャスト・スタッフ一同素晴らしい作品が視聴者のみなさまに届くよう日々撮影しております! とても面白いものになっていると思いますので、是非放送を楽しみにしていてください!

■渡邉美穂

私は実写化ドラマの経験があまり無かったので、すごく楽しみな気持ちでいっぱいでした。原作漫画を読みながら「このシーンはどんな感じになるのだろうか。早く観たいなぁ」と、たくさん妄想を膨らませてはドキドキしていました。 いただいた台本を読み、キュンとしたり苦しくなったり、とにかく感情が忙しかったです。一筋縄ではいかない恋模様にもどかしさを感じつつも、登場人物たちにどんどん感情移入してしまいました。 私自身もこのドラマを早く観たくてたまりません! 視聴者の皆様と一緒にドキドキハラハラしながら、感情を共有できたらなと思います。私が演じる三宅絵里子も面白いキャラクターに仕上がっているので、是非楽しみにしていてください。

■NANA(MAX)

少し忘れかけていた初々しく甘酸っぱい恋心・恋愛に一生懸命に向き合っていた、そんなときを想い出させてくれるストーリーに引き込まれて、久しぶりに私も胸キュンしながら台本を読ませていただきました。 私が演じるのは大和と和泉の母親である由紀さん。息子たちを温かく見守りながら、時には悩んで立ち止まってしまった子どもたちの背中を優しくそっと押してあげる存在で、私も息子を持つ同じ母親として素敵だなと感じました。 撮影現場は明るい雰囲気の中、キャスト、スタッフの皆さんが作品のキャラクターをとても大切にしながら一丸となって挑んでいるので、私もその思いに応えられるように頑張りたいと思います。そしてたくさんの方に観てもらい楽しんでいただけたらうれしいです。

(C)日向きょう/KADOKAWA (C)『ブラザー・トラップ』製作委員会