俳優の吉沢亮がこのほど、フジテレビ系ドラマ『PICU 小児集中治療室』(毎週月曜21:00~)のクランクアップを迎えた。最終話は、きょう19日に放送される。

  • 吉沢亮=フジテレビ提供

「武四郎として、ただただその場で生きる」という思いで撮影に臨んできたという吉沢。発展途上にある若き医師の未熟さ、純粋さ、けなげさを繊細に表現してきた。

吉沢は以前、「つらいシーンもありますが、その先に何があるのか。僕は希望の話だと思っています」と語っていた。葛藤、苦悩、別れを経て、医師として、人として成長してきた武四郎。このほど、そんな武四郎を演じてきた吉沢がついにクランクアップを迎えた。

この日は北海道函館市のとある教会での撮影。「生きるとは」「命とは」という今作のテーマが体現された、武四郎の言葉が胸を打つ大事なシーンだ。厳しい冬の到来を感じさせる、モノトーンの雪景色がどこまでも広がる北の大地で、吉沢が武四郎として最後の撮影に挑んだ。

全てのシーンを撮り終え、「吉沢さんオールアップです!」というスタッフの声とねぎらいの大きな拍手が鳴り響く中、監督から花束を受け取った吉沢は安どと喜びをにじませ、この日最高の笑顔を見せた。そして、武四郎として生きた日々を振り返り、スタッフ、キャストへ感謝の気持ちを語った。

■吉沢亮コメント
「初の月9は大変な撮影ではありましたが、楽しかったです。大竹しのぶさんも仰っていたんですが、現場に行くとスタッフの皆さんが毎日楽しそうに笑顔でいてくださり、それが救いでした。そのおかげで最後までやり切れたと思っています。終わるのはさみしいですが、またすてきなスタッフ・キャストの皆さんとご一緒できるように、これからも頑張りたいと思います」

(C)フジテレビ