アイドルグループ・Sexy Zoneが16日、東京ドームで「セクシーゾーン ドームツアー2022 ザ・ハイライト」ツアー初日公演を開催。初のドームツアーをスタートさせた。

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デビュー12年目で初のドームツアーとなる同ツアーは、今年6月から8月にかけて全7都市30公演を行なった「セクシーゾーン ライブツアー2022 ザ・アリーナ」の集大成。6月にリリースしたアルバム『ザ・ハイライト』収録曲はもちろん、デビューから11年の軌跡を感じることができるステージになっている。

ステージから4人が登場するとともに、佐藤勝利が「Sexy Zone、ドームにたどり着いたぞー! 新章、幕開けです!」と叫び、デビュー曲「Sexy Zone」からライブがスタート。松島聡は涙を目に浮かべ、全力でパフォーマンスを披露した。続く「RUN」では正面から後方に伸びる花道を全員でダッシュし、そのまま「LET'MUSIC」で地上18mまで上がるクレーンでファンに接近。松島は「僕たちの夢が叶ったよ!」と喜びを表現し、中島健人も「最高の愛を俺たちにくれよ!」と集まったファンを沸かせた。また、菊池風磨も「みんな見てるか! 俺たちがドームに立ったぞー!」と叫び、会場を盛り上げた。

その後、シングル発売時の衣装で初期楽曲のシングルメドレー、アルバム『ザ・ハイライト』の収録楽曲を大人っぽい演出で披露。MCでは、菊池が「ドームに来ちゃったよー!」と口火を切り、中島が「ドーム、今日もセクシー? 今日もゾーン?」とファンとの掛け合いを楽しむ姿も見られた。登場時の泣き顔をツッコまれた松島は、「だって、この景色だよ!?」と笑顔を見せ、それを聞いた佐藤も「ドームはずっと夢だったじゃない? それが叶った今も、ちょっと夢の中みたい」と素直な感想を口にした。

後半戦は、「RIGHT NEXT YOU」や「Freak your body」などアグレッシブなナンバーで畳み掛け、バックにつくIMPACTors(ジャニーズJr.)と共にダンスで魅了。そして、最新シングル「Trust Me, Trust You.」では雰囲気を一転させて独創的なダンスを披露し、長らくライブでパフォーマンスしてこなかった楽曲などをメドレーで展開した。

最後のあいさつでは、中島は「本当に見たかったです、この景色が。2011年に突如集められてグループを組んだ僕らは、右も左も分からず、今日までたくさんの経験をしながらいろんな場所でコンサートをさせていただいて、ついに東京ドームに来て……。僕らSexy Zoneが初めて東京ドームに立って、その姿を世界で最初に見たのはここにいるSexyラバーズです。僕らSexy Zoneは皆さんが応援してくれる限り、突き進みます。この時代に、僕らSexy Zoneというアイドルを選んでくれて心からありがとう。東京ドーム、Sexyサンキュー!」と目に涙を浮かべながらメッセージ。

佐藤も、「……叶ったよ! 叶った。デビューをしたときから、ドームができるとは思ってないときからも『夢はドームです』って答えてました。それから10年以上経ちました。長かったかもしれません、でも叶いました。そんなドームというすごいステージに立たせてもらった以上、もっともっと大きな夢を言っていく使命があると僕は思ってます。だからここで誓わせてください。絶対に、国民的なグループになってみんなの笑顔をまた見たいです。これからもずっとずっと笑顔を見せ続けてほしいなと思います」と力強く今後の目標を語った。

ペンライトであふれた会場を目にし、再び涙があふれた松島。「命がけでステージに立ちました! ここに来ることができたのは本当に皆さんのおかげです。一番今伝えたいことは……当たり前のことが当たり前じゃなくなる瞬間って本当に急に訪れるので、毎日毎日を、1分1秒を大切に生きてほしいなと思います。僕たちを見たり、僕たちの音楽を聞くことで少しでも元気が出てくれるんだったら……僕たち、とにかく一生懸命に皆さんの背中を押しますから! 今まで応援してもらった分、僕らが皆さんを全力で応援しますから! だからこれからもSexy Zoneのことをよろしくお願いします」と深く一礼し、感謝を伝えた。

最後に話し始めた菊池は、「東京ドームのステージに、Sexy Zone5人が立てていることをうれしく幸せに思います。思いとしては、5人で東京ドームに来ることができて良かったなと思っております。デビュー当時の僕らは、ただ目の前を見て、根拠のない自信を抱いて、大きな夢……ただそれだけを見ていました。その根拠の中のなかった大きな夢の1つ、東京ドームが今、ここで叶ってます!今このステージに立って思ったことがあります。もちろん夢を叶えることは大事で、幸せで、この上ないことだけど……最初はバラバラだったはずのみんなで、大きくて途方もない夢を一緒に見ることができたその過程が、その日々が何より幸せだったんじゃないかなと。次はもっと大きな夢を皆さんと見ていくことが僕の今一番の大きな夢です」と真っ直ぐに自身の思いを話した。

アンコールではフロートに乗り込み、会場を1周しながらファンとのコミュニケーションを楽しんだ4人。最後に中島が「みんな、今、オレたちの名前呼べる状況です!」とあおり、メンバーの「We Are……」に続いて、会場に集まったファン5万5,000人が「Sexy Zone!!」と声を上げて幕を閉じた。