JR東海は、2023年3月18日に実施するダイヤ改正で、東海道新幹線において早朝時間帯に臨時「のぞみ」を増設すると発表した。相鉄新横浜線・東急新横浜線の開業に合わせ、新横浜駅始発の下り臨時「のぞみ」が新設され、土曜日・月曜日を中心に運転を予定している。
相鉄新横浜線・東急新横浜線はダイヤ改正と同日の3月18日に開業。相鉄線・東急線沿線から東海道新幹線へのアクセス向上が期待されている。東海道新幹線で新設される新横浜駅始発の下り臨時列車は「のぞみ491号」(新大阪行)として運転。新横浜駅始発の下り「ひかり533号」が6時0分に発車した後、「のぞみ491号」が6時3分に発車する。
ダイヤ改正後の「ひかり533号」は途中、名古屋駅7時25分着、京都駅8時0分着、新大阪駅8時13分着とされているが、「のぞみ491号」は名古屋駅7時18分着、京都駅7時52分着、新大阪駅8時6分着とされ、新横浜駅から名古屋駅・京都駅・新大阪駅へ最も早く到着する列車に。土曜日・月曜日を中心に「のぞみ491号」を運転予定だが、運転日の詳細については「時刻表や当社HPでご確認ください」(JR東海)とのこと。
なお、相鉄新横浜線・東急新横浜線の開業に合わせ、相模鉄道と東急電鉄も早朝時間帯に新横浜駅始発の東海道新幹線「ひかり533号」「のぞみ491号」へ乗換え可能な列車を設定している。相鉄線では、平日の始発列車となるかしわ台駅5時0分発、渋谷行の各停(二俣川駅で湘南台駅からの各停と接続)が新横浜駅に5時30分に到着。続く海老名駅5時14分発、渋谷行の特急も新横浜駅に5時40分に到着する。土休日は始発列車となる海老名駅5時14分発、小川町行の特急(二俣川駅・西谷駅で湘南台駅からの各停と接続)が新横浜駅に5時39分に到着する。
東急目黒線では、奥沢駅4時58分発の各停が新横浜駅5時16分着、目黒駅5時0分発の各停が新横浜駅5時30分着、目黒駅5時7分発の各停が新横浜駅5時36分着で運転されるほか、東京メトロ南北線の溜池山王駅を5時3分に発車し、東急目黒線・東急新横浜線へ直通する列車も新横浜駅5時44分着となっており、東海道新幹線「ひかり533号」「のぞみ491号」へ乗り換えられる。東急東横線からは、渋谷駅5時23分発の急行が新横浜駅に5時48分に到着する。
JR東海は新横浜駅始発の下り臨時「のぞみ」に加え、新大阪駅始発の上り臨時「のぞみ」も朝の時間帯に増設すると発表。新設の列車は新大阪駅6時8分発・東京駅8時33分着「のぞみ280号」で、多くの利用が見込まれる日に運転される。これにより、新大阪駅を6時台に発車する「のぞみ」も最大12本運転でき、東京方面へのビジネス・観光での利用がより便利になるとのこと。