第168回芥川賞・直木賞の候補作が16日、発表された。選考会は1月19日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開催され、受賞作は同日のうちに発表される。

  • (上段左から)安堂ホセ氏(C)藤澤由加、井戸川射子氏(C)田中尚樹、グレゴリー・ケズナジャット氏、佐藤厚志氏(C)新潮社、鈴木涼美氏(C)石垣星児 (下段左から)小川哲氏、雫井脩介氏、千早茜氏、凪良ゆう氏(C)講談社

芥川賞は、元セクシー女優・元日経新聞記者としても知られる鈴木涼美氏が、『グレイスレス』で2回連続の候補に。そのほか、初候補の安堂ホセ氏『ジャクソンひとり』、初候補の井戸川射子氏『この世の喜びよ』、初候補のグレゴリー・ケズナジャット氏『開墾地』、初候補の佐藤厚志氏『荒地の家族』となっている。

直木賞候補は、2回目の一穂ミチ氏『光のとこにいてね』、2回目の小川哲氏『地図と拳』、初候補の雫井脩介氏『クロコダイル・ティアーズ』、3回目の千早茜氏『しろがねの葉』、初候補の凪良ゆう氏『汝、星のごとく』。

芥川賞の選考委員は、小川洋子氏、奥泉光氏、川上弘美氏、島田雅彦氏、平野啓一郎氏、堀江敏幸氏、松浦寿輝氏、山田詠美氏、吉田修一氏。

直木賞の選考委員は、浅田次郎氏、伊集院静氏、角田光代氏、北方謙三氏、桐野夏生氏、高村薫氏、林真理子氏、三浦しをん氏、宮部みゆき氏。