フォーイットは12月9日、「貯金に関するアンケート」の結果を発表した。調査は11月30日、全国の20歳~69歳の男女500名を対象にインターネットで行われた。

  • 貯金額

    貯金額

現在の貯金額におけるボリュームゾーンは「0~49万円」と「1,000万円以上」が同率28.40%でトップに。50~999万円の中間層は割合の差異があまり見られないことも鑑みると、貯金額は二極化傾向にあるよう。

年代別に見ると、30代は「1,000万円以上」が最も少なく7.14%に留まる一方で、20代・40代・50代では4人に1人が「1,000万円以上」という結果に。しかしながら、40代・50代ではその割合を上回る3人に1人が、20代においては2人に1人が「~49万円」と回答している点から、ここでも貯金額の二極化が見てとれた。

  • 貯金の使い道

    貯金の使い道

次に、貯金の使い道を聞いたところ、「老後に備えて」(70.00%)がダントツの1位に。次いで「家族に何かがあったとき」(30.40%)、「旅行や趣味」(28.60%)と続き、将来への不安に対する安心材料として貯蓄している人が多いよう。

年代別に見ると、TOP3は世代差なく満場一致で、「老後に備えて」「家族に何かがあったとき」「旅行や趣味」がランクインし、特に、いずれの世代でも「老後に備えて」が抜きん出て多い結果に。                                                                           

世帯年収別に見ると、いずれの年収層でも「老後に備えて」が最も高いことには変わりないが、2位以降は世帯年収により特徴が。世帯年収300万円以上になると、2位「家族に何かがあったとき」、3位「旅行や趣味」へ順位が入れ替わっており、世帯年収1,000万円以上で同率35.59%に落ち着いていることから、世帯年収が増えたことにより、複数項目にバランスよく貯蓄ができていることが推察される。

また、世帯年収500万円地点から「子どものため」の貯金が全体の2割を超えていることから、シェア率4位であるものの、子どものために意識的に貯蓄している姿勢が伺えた。