クックパッドは、日本最大のレシピサービス「クックパッド」の検索キーワードやアクセス動向などのデータを元に、2022年を象徴する食・料理のトレンドおよび2023年の流行の兆しがある料理を選出する、「食トレンド大賞2022」と「食トレンド予測2023」を発表した。

  • 「食トレンド大賞2022」「食トレンド予測2023」

「食トレンド大賞2022」は、「クックパッド」の検索・アクセスデータ、ニュースメディア「クックパッドニュース」や、食ビジネスの専門メディア「FoodClip」の反響、SNSや各種メディアで話題となったトピックス、有識者が注目する動向などを元に、クックパッドが独自に選出している。

  • 「食トレンド大賞2022」

「食トレンド大賞2022」のキーワードは「SNS発」「韓国グルメ」「物価高」「高タンパクおかず」「生食感スイーツ」となった。

2022年は外出自粛や行動制限が緩和されてきた一方、世界情勢の不安定さや物価高、円安の影響などにより、解放ムードが漂いづらい1年となった。そんな中、長引くコロナ禍で一層高まった、SNSの影響力が食・料理の分野でも大きく反映され、YouTubeやTikTokをはじめとした動画プラットフォーム発の流行が目立ったという。またSNSの他、音楽やドラマを通じて幅広い世代で韓国文化への注目が高まり、日本人にも馴染み深い料理に通じる「韓国テイストの一品」を家庭でも楽しむ人が増加。これは物価高や円安の影響で気軽に海外へ行きづらい分、日本にいながら手軽に海外の味を楽しむ機運が高まっていることが要因のひとつと考えられている。その他の傾向として、健康志向を追い風にした「高タンパクおかず」への注目の高まり、「生食感スイーツ」の専門店やコンビニ各社の商品の増加が目立ったという。

食トレンド大賞2022の大賞は「韓国風やみつき卵」。

SNSを発端に注目を集めた韓国グルメの中でも、特に注目度が急上昇した韓国風の「味玉」。韓国風やみつき卵は、2022年初旬にTikTokの動画で注目度が高まり、人気YouTuberのチャンネルにて「作ってみた」動画が投稿されると同時に人気に火がついたという。韓国では、やみつきになるほどの中毒性の高さから「麻薬卵」とも呼ばれており、日本でもネーミングのインパクトの強さやおいしさ、安価な食材で手軽に作れることからその人気が加速した。

  • レシピ検索頻度の推移

クックパッドのレシピ検索頻度はこの1年で約40倍に増加しており、メニュー名と組み合わせて「タレ」や「めんつゆ」などのキーワードが検索されていることから、卵を漬けた後に残ったタレを活用したり身近な調味料を使って作ったりすることで、食卓に取り入れる人が増加した様子も伺える。
また、入賞はチュモッパ、鶏手羽元、豆腐干、生食感スイーツとなった。

  • 「食トレンド予測2023」

「食トレンド予測2023」のキーワードは、「物価高」「SNS発」「韓国グルメ」「代替食品」「海外伝統スイーツ」となった。

食関連メーカー各社から次々と新商品が発売されている「代替食品」が、健康志向や環境保護・食糧問題などの社会課題に対する生活者の意識の高まりから、一般化するのではないかと見込んでいる。その他、昨年大ブームとなったイタリアのマリトッツォ、今年注目を集めたフランスのカヌレのように、海外の伝統的なスイーツからも目が離せないという。
「食トレンド予測2023」の選出料理は、米粉、ロゼ料理、ポチャ、豆ヌードル、プヂンとなった。

  • Twitter投稿キャンペーン

食トレンド大賞2022・食トレンド予測2023の発表を記念して、Twitterにて投稿キャンペーンを行っている。12月7日〜12月20日までの期間中、クックパッドの公式Twitterアカウント(@cookpad_jp)をフォローし、対象ツイートを引用して「食トレンド予測2023の中から食べてみたい料理」を投稿した方の中から抽選で、生鮮食品EC「クックパッドマート」厳選黒毛和牛希少部位セットや、食トレンド予測2023おたのしみセットなどをプレゼントする。