タバネルは12月1日、「課長の仕事に関する実態調査」の結果を発表した。調査は11月4日、30歳〜49歳で従業員100人以上の会社の課長クラスの500人を対象に行われたもの。

  • 課長として、悩みや課題を相談する相手

まず、課長として悩みや課題を相談する相手について、業務面と精神面についてそれぞれ質問したところ、「直属の上司」と回答した割合は、業務面では63%、精神面では27%となった。また、社内での相談相手においては業務面と比べて精神面では少ない傾向が見られた。

課長の仕事における負担が大きいかについては、精神的な部分では61%が、時間的な部分では60%が「あてはまる」「ややあてはまる」と回答。また、52%が「やりがいを感じている」、60%が「成長している」と考えている事も分かった。

  • 仕事の負担などに対する考え

課長への成長支援を感じているかについての質問では、上司に対しては半数以上の52%が「あてはまる」「ややあてはまる」と回答している一方で、人事部門に対しては33%にとどまる結果となっている。

会社の人事についての考えを尋ねたところ、「あてはまる」「ややあてはまる」の回答割合は「会社の人事評価制度に満足している」は28%、「人材育成がうまくできている」が26%となった。

  • 会社の人事などについての考え

経営と従業員のコミュニケーションについては、「経営陣の意見は従業員に伝わっている」が43%であるのに対し、「従業員の意見は経営陣に伝わっている」は29%に。

昇進前と昇進後の比較についての質問において、「成長スピード」では66%、「成長意欲」では65%、「仕事の楽しみ」では63%、「仕事のやりがい」では53%が昇進前・やや昇進前の方が感じていたと回答する結果となった。

  • 昇進前と昇進後の比較