ジンジブは12月1日、「お金の価値観」に関する調査結果を発表した。同調査は11月7日~11日、本年度4月1日に新成人となった高卒新社会人(18歳~20歳)143人を対象に実施した。
お買い物の際の主な支払い方法について尋ねたところ、「現金」(72.0%)が最も多く、「クレジットカード」(14.0%)、「電子マネー・コード決済」(13.3%)と続いた。キャッシュレス決済をしている割合は27.3%で、社会人になったばかりの若者は現金決済が主流であることがわかった。
資産運用(投資・株式など)に興味はあるか聞くと、最も多い回答は「興味がない」(44.1%)で、「興味があるが出来ていない」(32.9%)、「答えられない・分からない」(18.9%)と続いた。4.2%は「興味があるしすでにやっている」と答えている。
「すでにやっている」と答えた人に何を始めているか聞いたところ、「積み立てNISA」「FX(外国為替証拠金取引)」といった回答が集まった。
資産運用に「興味がある」と回答した人に、いつごろから興味を持っていたのか聞くと、「社会人になってから」(56.6%)が最も多く、「高校3年生」(22.6%)、「高校2年生」(11.3%)、「高校1年生」(7.5%)と続いた。半数近い43.3%が学生の頃から興味を持っていたことがわかった。
「興味がある」と回答した人にその理由を聞くと、最も多かった回答は「将来の備えに経済的に不安があるため」(47.2%)だった。次いで、「特に理由はない」(34.0%)、「親・周りの人の勧め」(18.9%)、「友人がしていたから」「学校で習ったから」(各7.5%)と続いた。
「興味がない」と回答した人に理由を質問したところ、50.8%が「特に必要性を感じないため」、47.6%が「充分に知識が得られてないため」、19.0%が「損害等のリスクが不安なため」「運用に回すお金の余裕がないため」と答えた。
2022年冬のボーナスの支給があるか質問したところ、49%が「ある」、39.9%が「わからない」、11.2%が「ない」と答えた。
冬のボーナスの使い道の予定を聞くと、1位は「預貯金」(47.6%)、2位は「趣味・娯楽」(32.2%)、3位は「買い物(衣類・家電・日用品など)」(17.5%)だった。前回の「夏のボーナス」アンケート回答と比較すると1位~3位の順位が変わらず、貯金をする新成人が多いことが判明。それでも夏と比較すると「預貯金」の割合は約10%下がっていて、消費需要も増加していると言えそうだという。