女優の沢口靖子が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『科捜研の女 2022』(毎週火曜21:00~)第6話がきょう29日に放送される。

  • 左から沢口靖子、石井一彰、松下由樹=テレビ朝日提供

第6話ではシステム開発会社社長の転落死事件が発生し、付近の防犯カメラを確認したところ意外な人物が浮上する。その人物とは、京都府警捜査第三課の刑事・篠宮小菊(松下由樹)。彼女は所轄時代から窃盗事件を追い続けてきた、いわゆる“盗犯”ひと筋のたたき上げで、日々街に出て万引きや置き引きを単独で摘発してきた一匹狼の刑事だ。被害者はAIで人間の感情をパターン化する“犯罪予測システム”を開発した人物で、府警への導入を画策していた。小菊はそんな被害者に「あたしらの仕事を機械に奪わせようってこと? 機械でも簡単に替わりが務まるなんて何様のつもり!?」と猛反発。AIを敵視する彼女が目障りな存在として殺害したのか、榊マリコ(沢口)は疑念を抱く。

小菊は検挙件数は優秀であるものの、成果を上げるためには平気で規律違反ギリギリの行動を取る、土門薫(内藤剛志)以上に“旧タイプ”の刑事。殺害現場に海外製らしき靴の痕跡が残されていたことが判明し、マリコは小菊がスーツとは不似合いな外国製の登山靴を愛用していることに着目する。しかし小菊は「ゲソ痕でも取る気? 断るわ。どうしてもほしいなら御札(逮捕令状)を取って来ることね」とピシャリとはねつけるばかりか「お得意の科学もとんだ役立たずね」とあおるようになじる場面も。頑なに現場にこだわり、自分の目で見たものしか信じない小菊を松下が力強く演じ、物語をかく乱。デビューも近い同年代ながら初共演の沢口と松下が、堂々たる演技バトルを繰り広げる。

マリコ vs 刑事のカン vs 犯罪予測AI、この三つ巴のバトルはどんな結末を迎えるのか。