俳優の小池徹平が、10月にスタートする『科捜研の女 2022』(毎週火曜21:00~)の新レギュラーに加わることが17日に明らかになった。

小池徹平=テレビ朝日提供

この秋テレビ朝日に誕生する新ドラマ枠「火曜21時」の幕開けを飾り、スタイリッシュな大人の科学ミステリーへと革新を遂げる『科捜研の女』。新たに加わる小池は、科捜研の物理研究員・君嶋直樹としてスペシャリストの仲間入りを果たす。君嶋は京都環境生態研究センターから科捜研に転職してきた人物で、仕事と家庭のバランスを大事にする“イクメン”としての一面もあり、ひとり娘のことを溺愛。しかしその転身の背景には、「人間の心の闇を科学で解明したい」という真摯な思いがあるよう。第1話では古巣・環境生態研究センターの所長が殺害される事件が起き、君嶋はいきなり元同僚たちを調べる立場に立たされてしまう。

そんな君嶋を演じる小池は、2002年のドラマ初出演から今年で俳優活動20周年。ミュージカルでも高い評価を得ており、第42回菊田一夫演劇賞も受賞するなど活躍中だ。今回のオファーに小池は「いや、もうビックリでした! これだけ長く続く作品に参加させていただけるなんて……。とても光栄なのですが、“僕でいいのかな”と転校生的な気分でプレッシャーが大きいです」と驚いた心境を明かしつつ、「どういう人物を作り上げていくか、まだ模索段階ではあるのですが、衣装合わせをしてしっくりきたのが、“パーカーに白衣”というスタイル。ラフさのある性格だけど、やるときはやる……といったメリハリが出せるキャラクターにしたいですね」と、冷静に役柄へのイメージを膨らませた。

待ち焦がれているのは今回が初共演となる沢口靖子との対面だとも告白。「僕の中ではやっぱり“マリコさん”の印象が強いので、沢口さんご本人がどんな方なのか、お会いしてお話しさせていただくのが今から楽しみです!」と明かした。

『科捜研の女2022』には、マリコと強い絆で結ばれている土門薫(内藤剛志)をはじめ、風丘早月(若村麻由美)、宇佐見裕也(風間トオル)、藤倉甚一(金田明夫)、日野和正(斉藤暁)、佐伯志信(西田健)、涌田亜美(山本ひかる)、蒲原勇樹(石井一彰)ら作品に欠かせないレギュラー陣が引き続き登場。なお、2017年から物理担当研究員として活躍してきた渡部秀演じる橋口呂太は、新たな道を選択して科捜研を卒業することに。呂太の進路は第1話の中で明かされる。

コメントは以下の通り。

■小池徹平(君嶋直樹 役)

――オファーを受けたときの率直なお気持ちを教えてください。

いや、もうビックリでした! これだけ長く続く作品に参加させていただけるなんて……。とても光栄なのですが、“僕でいいのかな”とか“現場に馴染めるかな”とか、ちょっと転校生的な気分でプレッシャーが大きいです。でも自分に与えられた仕事、つまり“君嶋を楽しく演じていくこと”に全力を注ぎたいと思っています。

――君嶋直樹という役柄の印象を教えてください。

まだ人物像が定まりきってないところもあって、どういう人物を作り上げていくか模索段階ではあるのですが、監督やスタッフのみなさんともお話して、“純粋に科学が大好きな、まっすぐな人物”という大まかな設定が見えてきました。自分の中で大枠ができたので、これから中身をどんどん詰め込んでいこうと考えています。

衣装合わせをして監督も僕自身もしっくりきたのが、“パーカーに白衣”というスタイル。かっちりしたシャツよりも、ちょっとラフな感じが君嶋という人物にはしっくりくるな、と……。“緩急”というか、ラフさのある性格だけど、やるときはやる、大好きな専門分野にはとにかくまっすぐ突き進む……といったメリハリが出せるキャラクターにしたいですね。

それにしても、理系男子ってカッコいいですよね。僕自身はまったく違いますし、まわりにもいなさすぎてどう自分のものにしていけばいいのか悩ましいですが、準備期間もあるので、これから理系男子について研究していきたいと思っています。

――主演・沢口靖子さんの印象は?

沢口さんとは初共演です。京都で別作品の撮影があったとき、お見かけしたことはあるのですが、なかなかご挨拶する機会がなくて……。僕の中ではやっぱり“マリコさん”の印象が強いので、沢口さんご本人がどんな方なのか、お会いしてお話しさせていただくのが今から楽しみです!

――京都の撮影で楽しみにしていることは?

しばらく京都に通う機会が無かったので、撮影をすごく楽しみにしています。普段、自分ではなかなか行かない場所でのロケやおいしいものなど、京都での新発見を楽しめたらいいなと思っています。

――視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします!

加入するからには作品に新しい風を吹きこんで、「お! 新シーズン面白いな」と思っていただけるようなスタートを切りたいです。歴代のシーズンをずっとご覧になってきた方にも、今シーズンから新たにご覧になる方にも「面白い!」と感じていただけるような作品にしたいと思っていますので、ぜひ楽しみに待っていただけたらうれしいですね。