嵐・松本潤が主演を務める2023年の大河ドラマ『どうする家康』(2023年1月8日スタート、NHK総合 毎週日曜20:00~ほか)のメインビジュアルが27日、公開された。また、同日より番組WEBサイトも開設された。

  • 『どうする家康』メインビジュアル

第62作大河ドラマとなる本作は、脚本家・古沢良太氏が、新たな視点で、誰もが知る歴史上の有名人・徳川家康の生涯を描く物語。松本が徳川家康を演じる。

メインビジュアルについて、制作統括の磯智明チーフ・プロデューサーと、デザインを手がけたGOO CHOKI PAR(ぐー・ちょき・ぱー)がコメントを寄せた。

■制作統括 磯智明チーフ・プロデューサー

松本潤さん演じる徳川家康が身に着けているのは、金荼美具足。この金色の鎧を今川義元から授かるあたりから、「どうする家康」は始まります。家康のお墓がある久能山東照宮(静岡市)の博物館には、金荼美具足の本物が飾られています。 眩いばかりの美しさで、人質生活を送っていた家康にとっては分不相応なものようにも見えます。家康はこの鎧を重荷と感じ、これが似合うように鍛錬していくうちに、成長を遂げていったのかもしれません。
波乱含みの戦乱の世、厳しい試練を受け、逆境に立ち向かう、金色の鎧をまとう徳川家康の物語は、もうすでに動き出しています。放送開始まであとわずか。楽しみにお待ちください。

■デザイン担当 GOO CHOKI PAR(ぐー・ちょき・ぱー)

金色具足を身に纏い、ジッと前を見据えて佇む家康。
甲冑の重み、武将の重圧、時代の濃度。
足取りも重くなるような濃密な日々の中で、その眼には何を映し出しどのような時代を展望するのか。
今回のメインビジュアルでは、「力」の時代において強さだけでなく、人間らしい優しさや弱さをはらんだ家康の心情をも表現したいと考えました。
そこで「たくさんの感情の波が渦巻きながらも時代の変動を大きく見渡すような、静かで深く、力強い佇まいと表情を作り出してほしい」という抽象的で難しいオーダーを松本さんに伝えたところ、完璧に表現してくださいました。
東海版ビジュアルと連動し、「ブルー」の世界を今回のメインビジュアルでも更に拡張させています。
ブルーの世界で鈍く光る金色具足はとても魅力的で、美しい色彩の対比に魅了されながらの制作作業はとても幸せな時間でした。

(C)NHK