童話『ヘンゼルとグレーテル』に登場した「お菓子の家」。

子どもの頃に憧れたという人はもちろん、大人になってからも「お菓子の家と聞くと、何だかワクワクしてしまう」という人も多いのではないでしょうか。

そんな全お菓子好きの夢を叶えてくれたのが、東京都・三鷹市牟礼のチョコレート工場「chocolart(ショコラート)」を経営する「こし チョコ」(@chocossy_)さん。予想のはるか上をいくできばえに、「すごすぎる」「まさに夢のお城」と40万人が歓喜しています。

成人男性2名の深夜テンションで出来上がったお菓子の家、(@chocossy_より引用)

  • (@chocossy_より引用)

投稿者の「こし チョコ」さんと「SUCRETIER」でシュガーアートを手掛ける長谷川健太さんのお2人が作り上げたのは、あまりにも見事な「お菓子の家」。「家」というよりは、「もはや中世ヨーロッパ貴族の城では?」という声が聞こえてきそうです……。

こちらは上から見た図。

  • (@chocossy_より引用)

さらに正面から見ると、RPGファンが歓喜しそうな「城壁っぽい感じ」も表現されています。

  • (@chocossy_より引用)

その大きさと造形美もさることながら、使われているお菓子にも注目なんです。

「カプリコ」や「コアラのマーチ」「たけのこの里」など、誰もが知っているような身近なお菓子がふんだんに使われていて、Twitterユーザーは「カプリコ大活躍ですね」「たけのこの里が良い仕事してる」と大盛り上がり。

リプライでは「凄すぎません? 子供のころに見た夢の国」「秀吉もびっくりの一夜城ですやん…」「ホグワーツ魔法学校でも作ったのかと思った」といった称賛の声が続出。元ツイートは40.7万件もの「いいね」を集めました(11月24日時点)。

これだけの大作ともなれば、「どれだけの時間を費やしたのか」が気になるところ。このツイートをした「こし チョコ」さんに聞いてみました。

「お菓子の家」、制作者に聞いてみた

――こちらのお菓子の家、壮大な仕上がりとなっていますが、制作時間はどのくらいかかったのでしょうか?

合計24時間程度、何日かかけて仕事終わりの夜中に制作しました。

――制作のきっかけは?

以前から「子どもの頃の夢」みたいな作品を作りたいなと思っていたこと、『お菓子×アート展』の時期が被り、制作に至りました。

――今回の投稿には大きな反響が寄せられていますね。

バズったらいいなと思ってましたが、想像以上すぎてビビっています。みなさんワクワクしてくれているようで嬉しいです。


今回40万人以上が注目した「お菓子の家」は、12月2日~6日に東京・表参道で開催される第2回『DECORE お菓子×アート展』に出品を予定しているそう。自身の目で、“夢の城”を細部までじっくりと拝んでみたいですね。