「なんだか話がかみ合わない」「いつもと様子が違う」など、身近な人の言動に違和感を覚えたことはありませんか? 相手が嘘をついているのではないかと気になっても、いきなり問い詰めて関係を悪くするのは避けたいものです。
では、嘘をついている人にはどのようなサインが見られるのでしょうか。相手の言葉や態度から違和感を見極めるには、どこに注目すればいいのでしょうか。
本記事では、嘘をつく人に見られやすい特徴や嘘をついているときのサイン、相手の本心を確認するための言葉、嘘をつかれたときの対処法について紹介します。
嘘をつく人に多いタイプ
誰もが同じ理由や性格で嘘をつくわけではありません。自分を守るために嘘をつく人もいれば、相手を傷つけたくなくて嘘をつく人もいます。ここでは嘘をつきやすい人に見られるキャラクターのタイプを紹介します。
見栄っ張りで自分をよく見せたいタイプ
周囲から「すごい人」「できる人」と思われたいタイプです。大きく見せるために仕事や恋愛、交友関係などで話を盛ってしまいます。失敗や弱みを見せることが苦手なため、都合の悪い出来事を隠したり、話を脚色したりする傾向も。
嫌われるのが怖い気遣いタイプ
「本当のことを言ってしまったら相手を傷つけるかも」「嫌われたくない」という気持ちから、つい嘘をついてしまう人も。誰に対しても愛想よく接するところがあり、相手を安心させるために本音を隠してしまいます。
責任から逃げたい自己防衛タイプ
怒られたり責められたりすることを避けるために、都合の悪い事実を隠してしまうタイプ。失敗したときに「自分は悪くない」と説明したり、他人や環境のせいにしたりして、自己防衛に走ります。
その場を丸く収めたい場当たりタイプ
今さえ乗り切れられたらいいと考えて、その場しのぎの嘘をついてしまう人も一定数います。一つの嘘を隠すためにまた別の嘘を重ねてしまい、後から話のつじつまが合わなくなることも。本人に悪気がなくても、周囲を混乱させる要因になっているケースもあります。
自分の都合を優先する利己的タイプ
自分の利益を優先して嘘をつくタイプです。相手の気持ちよりも自分の都合を優先するため約束を破ったり、都合の悪いことを隠したりすることもあります。
嘘をついているときのサイン
嘘を見抜きたいときは相手の言葉だけでなく、普段との違いを見ることがポイントです。心理学では「防衛」といい、心の負担を軽減する際に無意識に行う態度を指します。ここでは、嘘をついている可能性があるときに見られるサインを紹介します。
目線や表情がいつもと違う
「目は口ほどに物を言う」というように、目元は心理を見抜く際に重要なパーツ。頻繁に視線をそらしたり、目が泳いだり、普段とは異なる変化が見られる場合には注意が必要です。
話すスピードや声のトーンが変わる
緊張や焦りから早口になったり、逆に慎重になってゆっくり話したりするケースがあります。普段テンポよく話す人が言葉を選ぶようになった場合はなんらかの心境の変化があったのかもしれません。本心を探りたいときは、相手の声のトーンをしっかりと把握しておきましょう。
同じ質問に対する答えが変わる
時間を置いて同じ質問をしたときに、以前と違う答えになった場合も、どこかで嘘をついたことを忘れてしまった可能性があります。ただし、記憶違いは誰にでも起こるため、重要な部分に変化があるかを見極めることがポイントです。
質問に対して妙に敏感になる
普通の質問をしただけで「なんでそんなこと聞くの?」と反応し、質問そのものには答えず、論点をずらそうとするのも注意したいサイン。嘘がばれることへの警戒、焦りが働いているのかもしれません。
急に優しくなる
突然優しくなるのも、実は怪しいサイン。隠しごとや後ろめたさから逃れるために機嫌をとろうとしているのかもしれません。
疑われたと逆ギレする
「どうして疑うの?」「そんなに信用できない?」と疑われたことに強く反発するケースも。質問に怒りをぶつけることで話の焦点が「なにがあったのか」から「なぜ疑ったのか」に変わってしまいます。
嘘を見抜く魔法の言葉
嘘を見破りたいからといって、いきなり「嘘ついてるでしょ?」と問い詰めるのは逆効果になることも。相手を追い詰めるのではなく、自然に本心を確認する言葉を使ってみましょう。
「本当のことを話しても大丈夫だよ」
正直に話せる雰囲気をつくる言葉です。「怒らないから話して」と言うよりも言葉の響きが柔らかくなるため、相手の気持ちを受け止める姿勢を見せることができます。すぐに返事を求めるのではなく、話すまで待つのがポイントです。
「どうして?」
行動を責めるのではなく、その背景にある気持ちや理由を尋ねる言葉です。相手の考えが知りたいときに使ってみましょう。嘘をついている場合、「嘘がバレたのかな?」と焦った様子を見せることも多いです。理由を聞くことで単純な噓なのか、不安や気遣いによるものかなど、行動の背景も見えてきます。
「もう一度、最初から聞かせて」
出来事を最初から説明してもらうことで、話の流れや内容を整理できます。嘘をついている場合、再度最初から説明することでボロが出ることも。話に矛盾がないか、落ち着いて確認することが大切です。
「信じてるよ」
信頼を伝えることで警戒心を和らげるきっかけになる言葉です。自分の中に疑問が残っている場合は「信じたいと思っているからこそ、正直に話してほしい」と伝えるといいでしょう。
「さっきの話と少し違わない?」
以前聞いた話と内容が違っているときは、「嘘をついているでしょ?」と決めつけるのではなく、「さっきの話と少し違わない?」と確認してみましょう。
たとえば、「さっきは○○って言っていたと思うんだけど、今回は△△なの?」と、具体的にどこが違うのかを伝えるのがポイントです。相手に説明を求めることで、単なる記憶違いや勘違いなのか、それとも説明に矛盾があるのかを確認しやすくなります。
嘘をつかれたときの対処法
嘘をつかれたと分かったとき、すぐに相手を責めたくなるかもしれません。しかし感情のまま問い詰めると、話し合いが難しくなります。ここでは、嘘をつかれたときの対処法を紹介します。
感情的になって怒らない
嘘が発覚した直後は怒りや悲しみ、ショックなどさまざまな感情が一気に押し寄せます。その状態で問い詰めると言いたいことがうまく伝わらなかったり、必要以上に相手を責めてしまったりすることも。少し時間を置いて気持ちを整理することが大切です。
自分の素直な気持ちを伝える
相手の嘘をただ感情的に責めるのはNG。事実と感情を分けることで二人の間にあるわだかまりが明らかになります。「このことを知って悲しかった」「信頼できなくなりそうで不安」と胸の内を打ち明けてみましょう。
嘘をついた理由を確認する
なぜ嘘をついたのか理由を聞き出すことで、相手がなにを恐れていたのか、なぜ正直に話せなかったのかが見えてくる場合があります。話を聞いたうえで、自分自身がどのように感じたのかも整理しておきましょう。
少し時間をとり、許せるかどうかを考える
すぐに許す・許さないを決める必要はありません。一度距離を置いて、なにに対して許せないと感じているのかを考えてみましょう。嘘そのものが原因なのか、内容が問題なのか、裏切られたことがつらいのかを整理すると気持ちが明確になります。
自分に原因がないかを探ってみる
なんでも怒ってしまう、話を否定しがちなど、自分の接し方が相手にとって本音を話しにくいと感じさせていた可能性があります。しかし改善できることがあるか振り返ることと、相手の噓を自分のせいにすることは別です。お互いに改善できることがないかを考えてみましょう。
繰り返されるなら距離を置くことも考える
一度の嘘と、何度も繰り返される嘘では意味が異なります。何度話し合っても相手に改善が見られない場合は、無理をして関係を続ける必要があるのか、一度考えてみてもよいでしょう。
嘘をついた相手の背景まで考えてみて
嘘を見破る魔法の言葉は話しやすい環境をつくり、違和感を解消するためのきっかけとして使いましょう。なにより大切なのは嘘を見抜くことそのものではなく、相手とこれからも信頼関係を築いていけるかどうか。「嘘をつかれている?」と感じたときは、相手を疑うだけでなく、自分がどうしたいのかにも目を向けてみてください。




