とろっと甘かったり、ほんのり苦かったり、魅惑的な味わいで多くの人から支持されているチョコレート。近ごろTwitterでは、白熊をイメージしたチョコレートの作り方を紹介した動画が話題を呼んでいます。

ツイートに寄せられた反響のなかには、「美味しそう」といった声だけでなく、「不覚にも笑ってしまいましたw」「わらいましたwww」などのコメントも。一体、どのような動画なのでしょうか…?

でっかい白熊チョコレートの作り方です。テクニックをふんだんに盛り込みました。(@chocossy_より引用)

動画を投稿したのは、三鷹市牟礼のチョコレート工場「chocolart(ショコラート)」を経営する「こし チョコ」(@chocossy_)さん。まずは、溶かしたホワイトチョコレートを白熊をモデルにした型に流し込んでいくようです。

  • (@chocossy_より引用)

かわいらしい白熊のお菓子を作るためのポイントは、型の隅々にまでチョコレートを行き渡らせること。動画の冒頭では、菓子職人であるこしさんの手によって、丁寧な作業が行われます。

  • (@chocossy_より引用)

  • (@chocossy_より引用)

型を左右に揺らしたり、空中で回転させたりすることにより、形が整った白熊のチョコレート。しかし、重要なテクニックはほかにもあるようで…。

  • (@chocossy_より引用)

動画の中盤でこしさんが始めたのは、白熊を”褒めて伸ばす”工程。声をかけながら型からチョコレートを外し、優しくなでると、エレガントな熊のチョコレートが完成しました…!!

  • (@chocossy_より引用)

  • (@chocossy_より引用)

  • (@chocossy_より引用)

こしさんの褒め言葉により”すこやかに育った”チョコレートたち。このツイートに対するリプライには、「褒めて伸ばす、大事ですね! 」「こうゆうの大好きです。」「開始10秒でふざけ始めてて笑いました」といった称賛の声が多数みられました。

また、「空洞なのかな? 」「テンパリングが気になる」など、チョコレートの構造や詳しい作り方に興味を抱く方のコメントも。そこで、ツイートを投稿したこしさんに、お菓子の熊の体重や、チョコレートの製造過程におけるテクニックの詳細について伺いました。

ツイ主さんに聞いてみた

――かなり大きいサイズですが、熊チョコの身長や体重はどのくらいですか?

身長50cm、体重2.2kgです。

――ご投稿の熊チョコ、こしさんが手掛けるチョコレート工場「chocolart(ショコラート)」さんで取り扱われているものでしょうか。

不定期の工場直売のなかで、気まぐれに取り扱っています。ご予約をいただいた際には販売などもしています。

――「褒める」も重要な要素のようですが、他にも熊チョコを作る際のテクニックはありますか?

真面目な話をすると(?)、チョコの量が多いと固まりづらかったり、穴が開きやすかったりするため、事前にチョコレートを型に薄く塗り広げたりしていますが、褒めておけばなんとかなります。

――たっぷり褒めて伸ばすチョコ作り、多くの反響が寄せられております。

世間のみなさんも、褒められて伸びたいのかなあと思いました(?)

ーーまた、こしさんの別のツイートでは、テンパリングの方法やこの熊チョコレートの型を入手した経緯が軽妙な語り口調で紹介されています。


ユーモアあふれる投稿で、多くの人に笑いや癒やしを届けたこしさん。一風変わったお菓子に加えて、芸術作品のように美しいスイーツの写真をご自身のTwitterやInstagramに多数投稿されています。

美味しい食べ物や面白いスイーツに心を引かれる方は、こしさんのSNSやお菓子工場の製品をチェックしてみてはいかがでしょうか?