レクサスがマーベル・スタジオの最新作『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』(11月11日から全国で上映中)とコラボを展開している。東京ミッドタウン日比谷にあるブランド発信拠点「LEXUS MEETS...」では「LC500 コンバーチブル」の特別ラッピングカーを展示中(12月下旬まで、終了日は未定)。なぜ両者がコラボしているのだろうか?

  • レクサスのブラックパンサー特別ラッピングカー

    レクサスから映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』の特別ラッピングカーが登場!

コラボの背景は?

映画『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』は世界的にヒットした『ブラックパンサー』の続編。国王とヒーローの2つの顔を持つティ・チャラを失ったワカンダに、海の帝国が襲い掛かり……というのが新作のストーリーだ。

「LEXUS MEETS...」では、レクサス、マーベル、アディダスの3者による特別ラッピングカーを展示中。アディダスの「Wakanda Forever Collection」をモチーフとするラッピングデザインは複数あるそうだが、日本では映画本編にも登場する「LC500 コンバーチブル」をベースとする車両を展示している。店内では映画の登場人物・オコエがレクサスの電気自動車(EV)「RZ」に乗って大活躍するオリジナルショートムービーを見ることもできる。

  • レクサスLCのブラックパンサー仕様車
  • マットブラックのボディに金色のパーツが輝く「LC500 コンバーチブル」のラッピングカー

  • 「LEXUS MEETS...」のオリジナルドリンク「ワカンダソーダ」

    「LEXUS MEETS...」内のカフェ「THE SPINDLE」ではオリジナルドリンク「ワカンダソーダ」(880円)を期間限定で販売中。映画をイメージした黒は竹炭パウダーで表現している。見た目のパンチは強いが、飲んでみると味はレモネードでとても爽やか

  • 「LEXUS MEETS...」店内
  • 「LEXUS MEETS...」店内
  • 「LEXUS MEETS...」店内
  • 「LEXUS MEETS...」店内には映画の世界観を表現した特設コーナーを設置。店内で撮影した写真や動画に指定のハッシュタグをつけてSNSで発信すると、オリジナルクリアファイルがもらえたりワカンダソーダが特別価格になったりするキャンペーンも展開中だ

「LEXUS MEETS...」で話を聞いたところによると、レクサスがブラックパンサーとコラボするのは今回で2回目。ブラックパンサーが体現する多様性や近未来感、そして、最新作の主人公が女性であることなどにもブランドとしての親和性が感じられることから、コラボが実現したそうだ。

米国ではレクサスユーザーの3分の1が非白人だというだから、ブラックパンサーとのコラボはブランド発信という意味でも効果がありそう。映画を入り口に若年層がレクサスに興味を持ち、将来的にレクサスのオーナーになってくれれば完璧だ。ラッピングカーの隣にはEV「RZ」のプロトタイプが展示してあるが(11月中旬まで)、映画のついでに訪れた若者がクルマを買おうと考えるころには、世の中はEV全盛時代になっているかもしれないわけだから、この展示にも意味が込められているのだろう。

「LEXUS MEETS...」は映画館のすぐ近くにある。『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』を観た帰りに立ち寄り、特別な黒いドリンクを飲みつつ感想を語り合ったり、写真を撮ったりするというルートはファンなら間違いなく楽しめるはずだ。