大井川鐵道は、新金谷駅を会場とした電車・電気機関車の運転体験会と撮影会を11~12月にかけて実施すると発表した。

  • 元近鉄の車両16000系

同社の大井川本線は、9月23日深夜から9月24日未明にかけて発生した台風15号による土砂崩れなどの影響で、現在も全線で運転を見合わせている。一方、新金谷駅や車両は被災していないことから、列車が走らないことを逆手に取ったイベントを実施するという。

11月12・19日は元近鉄の車両16000系、11月26日は元東急電鉄の車両7200系の運転体験会を開催。いずれも新金谷駅構内の側線を使用し、片道約100mを1往復運転する。運転士による運転方法の指導と機器の解説も受けられる。参加者全員が運転体験を終了するまで車内で待機するため、他の参加者と自分の運転を比較することもできる。

各日とも午前の部・午後の部があり、各回定員16名。対象年齢は10歳以上。参加費は大人・こども同額で1人1万1,000円となる。

  • 元東急電鉄の車両7200系

  • 元西武鉄道の電気機関車E31形

12月3日は、元西武鉄道の電気機関車E31形の運転体験会を開催。電車の運転体験会と同じく駅構内の側線を使用し、片道約100mを2回運転する。参加者が2人1組となり、機関車の前後にある運転台を使って運転体験を行う。午前の部・午後の部を各2回(計4回)、各回8名を対象として実施する。対象年齢は10歳以上。参加費は大人・こども同額で1人1万6,500円となる。

11月20日は、大井川鐵道の電車が新金谷駅構内に勢ぞろいする撮影会を開催。元南海電鉄21000系、元近鉄16000系、元東急電鉄7200系に営業運転開始前の元南海電鉄6000系も加わり、横1列に並ぶ光景を撮影できる。持参した副票を各電車に取り付けることも可能(有料。先着10名・予約制)。午前の部・午後の部の各回で定員25名。対象年齢は16歳以上。参加費は1人2万5,000円となる。

  • 元南海電鉄の車両21000系

11月27日は、元西武鉄道の電気機関車3両が勢ぞろいする電気機関車撮影会を開催。電気機関車3両の横並びや、E32・E34の重連、E33・E32・E34の3重連を撮影できる。午前の部・午後の部の各回で定員25名。対象年齢は16歳以上。参加費は1人2万2,000円となる。

いずれのイベントも、大井川鐵道公式サイトの募集案内ページ内にある専用受付フォームで申込みを受け付ける。