大井川鐵道は、台風15号による被害の影響で全線運転見合わせとしている大井川本線について、9月26日から代行バスによる運転を開始したと発表した。井川線については当分の間、運転見合わせとする。

  • 台風15号などの影響で全線運転見合わせとなっている大井川本線。代行バスによる運転を開始したという

大井川本線・井川線は、9月23日深夜から9月24日未明にかけて通過した台風15号などの影響で被害が発生し、このうち神尾~福用間で大規模な土砂崩落や土砂流入、倒木などがあったという。これにともない大井川本線・井川線ともに全線運転見合わせとしていたが、大井川本線については代行バスを運行することとした。井川線については運転再開の見通しが立っていないとしている。

大井川本線の代行バスは、金谷~千頭間と金谷~門出間の2系統を設定。金谷~千頭間は上り・下り各4本、金谷~門出間は上り5本・下り4本を運転する。代行バスが経由しない福用駅、大和田駅、抜里駅へは、家山駅発着の連絡タクシーを用意する。ただし、小型車両で運転するため、定期券利用者優先になるとのこと。