リモヌトワヌクず出瀟のハむブリッド型勀務が日垞化されおいる今、䞊叞ず郚䞋の関わり方は倉わり぀぀ある。その䞭で若手瀟員は「優秀な䞊叞」ず「ダメな䞊叞」をどこで線匕きしおいるのか。

リンクアンドモチベヌション瀟で倧手䌁業向けの人材育成の事業統括をしおいる宮柀優里さんに、そういった傟向や人事の間違った斜策事䟋、ダメ䞊叞にあたった堎合の察策などに぀いお話を䌺った。

  • Z䞖代が求める䞊叞ずは?

コロナ犍前から、䞊叞ず郚䞋の間には火皮があった

新型コロナりむルス感染症の拡倧により、埐々にリモヌトワヌクず出瀟のハむブリッド型のワヌクスタむルが日垞化しおきた。

「倚くの䌁業で、管理職の方から『郚䞋ずの関係がギクシャクしおきた』ずいう話をよく聞きたす。これは、リモヌトワヌク自䜓が問題なのではなく、そもそも郚䞋ず十分に察話ができおいないばかりに、リモヌトワヌクによっお以前からの䞊叞ず郚䞋の問題が顕圚化したに過ぎたせん」ず、宮柀さんは指摘する。

それに加えお、郚䞋の䟡倀芳がより倚様化しおいるずいう背景があるず蚀う。

「入瀟23幎目瀟員は転職が身近になっおいる䞀方、倧手䌁業などで管理職を務めおいる4050代は終身雇甚で過ごしおきた䞖代です。䟡倀芳に倧きなギャップがあるこずが、よりマネゞメントを難しくしおいたす」

䞊叞ず郚䞋の䟡倀芳の違いが䞍満のもずに

若手が抱えおいる䞊叞ぞの䞍満ずは、具䜓的にどういうものなのか。宮柀さんは、次のように語る。

「1぀は、『やりたい仕事にアサむンしおもらえない』こずぞの䞍満です。郚䞋からするず、誰でもできるような䜜業ばかりをふられ、こんなこずをやるために入瀟したのではないず考えおしたうのだず思いたす。この背景には、採甚時点からゞョブ型雇甚の新卒瀟員も増えおいたすが、新卒䞀括採甚だった䞊叞の、『やるべきこずもやっおいないのに、やりたいこずだけを䞻匵するな』ずいう考え方の違いなどがあるようです。

もう1぀は、『なかなか認めおもらえない』こずぞの䞍満です。特にリモヌトワヌクが䞭心ずなり、䞊叞は郚䞋がどんな業務をしおいるのかが芋えにくくなっおいたす。そのため、オフィスで䞀緒に仕事をしおいた時よりも、䞊叞によるこためなフォロヌや承認が少なくなり、郚䞋の感情報酬が満たされなくなっおきおいるように思いたす。それにより、自分のいる環境自䜓が悪いんだずいう、認知的䞍協和の状態に陥っおいたす」

  • リンクアンドモチベヌション MMEカンパニヌ カンパニヌ長 宮柀優里さん 提䟛リンクアンドモチベヌション

人事郚からの「1on1」などの掚進がメンバヌの䞍満を高めおいた

続いお、デヌタから「信頌されおいる䞊叞ず、そうではない䞊叞」の特城に぀いお探っおいく。

  • 郚䞋から評䟡されるマネゞャヌの偏差倀ランキング 提䟛モチベヌション゚ンゞニアリング研究所

この図衚(ランキング)は、同瀟のモチベヌション゚ンゞニアリング研究所が行ったマネゞメントサヌベむにより、管理職1侇6,438名に察しお郚䞋からの満足床調査を行い、郚䞋から評䟡されるマネゞャヌを4぀の偏差倀スコアに分類したものである。

ランキングに明蚘されおいるのは、各偏差倀カテゎリヌの䞊䜍項目を抜出した、郚䞋から評䟡されたマネゞャヌの特城である。

4぀のランクにあるマネゞャヌ像を簡単に玹介するず、以䞋のような特城がある。

䞊䜍5%に䜍眮するマネゞャヌ

組織のビゞョンだけではなく、郚䞋䞀人ひずりの圹割や意矩を明確にしお、やりがいを創出しおいる。いわゆる、郚䞋の成果ずキャリアの䞡方をサポヌトできるタむプ。

䞊䜍520%に䜍眮するマネゞャヌ

自組織の䜿呜ずいった抜象的な目的や目暙から、具䜓的な圹割や戊略、行動指針などを瀺し、郚䞋の成長を支揎できるタむプ。

䞊䜍2050%に䜍眮するマネゞャヌ

郚䞋ぞの支揎行動や率先垂範を行い、郚䞋ず䞀緒に汗をかき、話を聞き、い぀いかなる時も手を差しのべるタむプ。

䞋䜍50%以䞋に䜍眮するマネゞャヌ

厳しい態床で目暙だけを瀺し、暩限を委譲しお「自分たちで考えおやれ」ずいう攟任タむプ。郚䞋ずの信頌関係が十分に築けおいない。

郚䞋に信頌されおいない(奜かれおいない)䞊叞は、4぀のうち䞀番䞋にあたる「䞋䜍50%以䞋に䜍眮するマネゞャヌ」に属する人たちだが、実は、党䜓のマネゞャヌ平均倀がこのランクず「䞊䜍2050%に䜍眮するマネゞャヌ」にあたる。

人事郚が、マネゞャヌ育成のためによかれず思っお取り組んでいるこずが、䞊叞ず郚䞋ずの関係をさらに悪化させる事態になっおいるこずがあるず宮柀さんは語る。

「人事郚が郚䞋の成長をサポヌトできないマネゞャヌに『1on1をやりなさい』『キャリア支揎の面談をしなさい』ず働きかけ、面談の進め方やサポヌトツヌルなどを䜜っおフォロヌしおいたす。それ自䜓は非垞に倧事なこずなのですが、郚䞋からすれば『普段から党然私たちのこずを芋おいないのに、急にこんな面談を始められおも  』ずなっおしたいたす。぀たり、キャリア面談をすればするほどメンバヌの䞍満は溜たっおいくわけです」

マネゞャヌも目の前の業務に远われおいる䞭新たな業務が増えるので、面談自䜓に身が入らず、スクリプトやマニュアルを棒読みするだけになるケヌスも少なくないずいう。これが、人事郚がよかれず思っおやっおいるこずが、䞊叞が郚䞋から嫌われおしたう結果になっおいる芁因である。

「管理職育成ずいう目線でいえば、いきなり䞊䜍のスヌパヌマネゞャヌにはなれないので、珟状に合わせお䞀歩ず぀信頌を高めお、マネゞメントをレベルアップしおいくこずが必芁です」ず、宮柀さんは提案する。

郚䞋は䞊叞に察しお「共感的な態床」よりも「問題解決」を求めおいる

さらに、郚䞋からの評䟡スコアず䞊叞䞀人ひずりのポヌタブルスキル(スキルず志向性)項目を玐づけるず、郚䞋に信頌される玠逊(胜力)、そうではない玠逊(胜力)が浮き圫りになっおきたず語る宮柀さん。

「『䞊䜍2050%に䜍眮するマネゞャヌ』は、『察課題力』ず『䞻匵力』『吊定力(物事に察しお吊定的な芖線や態床で向き合う力)』『統率力』ずの盞関関係が非垞に匷いです。぀たりは評䟡の高いマネゞャヌは、この3぀の『父性コミュニケヌション』のスコアが高いずいうこず。『察課題力』ず『父性のコミュニケヌション力(『䞻匵力』『吊定力』『統率力』)』が高いマネゞャヌほど、郚䞋から信頌されやすいずいうこずです。

さらにもう1぀の特城ずしお、『䞊䜍2050%』ず『䞋䜍50%以䞋』に䜍眮するマネゞャヌを比范するず、前者にあっお埌者にないのは『察立時の葛藀解消法』です。もめごずが起こったずきに解決しおくれる『掚進力』ず盞関関係にあり、逆盞関、すなわちスコアが䜎くなるのは、母性の『受容力』『協調性』。぀たり受容や協調のコミュニケヌションは郚䞋の葛藀を解消しない。むしろ逆効果になりたす」

これにより、郚䞋は䞊叞に「自分に寄り添っおくれる(共感的な態床)ではなく、問題解決を求めおいる」ずいう意倖な結果が読み取れた。

䟡倀芳の異なる人たちずの協働から逃げないこず

若手が䞊叞ず向き合っおいくため、今埌意識しお取り組むべきこずは䜕か。「それは、䞖代の異なる人ずの『協働』だ」ず、宮柀さんは進蚀する。

「『䌚瀟を蟞める』ずいう遞択肢もあるずは思いたすが、どこの組織に所属しおも、いろんな䞖代の人がいるため、垞に協働しおいかなければなりたせん。぀たり、今の䌚瀟を蟞めおも、たた同じ悩みにぶ぀かる可胜性が高いずいうこずです。『人を動かし、人を巻き蟌む』のは、マネゞャヌになっおも求められるこず。特にこの時代、䞖代の異なる人たちをも動かせなければ、自分のやりたいこずは実珟できたせん。そのトレヌニングだず思っお、今チャレンゞしおほしい。そしお、自分を倉えおいければ、自分自身の成長にも぀ながりたす」

ぶれない軞も倧事だが、自分の意識や行動を柔軟に倉えおいけるこずも、今埌必芁䞍可欠になっおくるようだ。

「あくたで䞀䟋ですが、YouTuberのヒカル(Hikaru)さん。『奜きなこずをやっお生きおいる』ず蚀われおいる圌のような人気のYouTuberも、䟋えば宮迫さんの様な䞖代が違う人ずも積極的にコラボを仕掛けお、䞀時期は非垞に盛り䞊がりたしたよね。違う䞖代の人ずも積極的に組んでいかないず、倧きなプロゞェクトは成し遂げられたせん。協働から逃げないこずは非垞に重芁だず思いたす」

自分から䞊叞ずの関係を遮断するのではなく、 たずは自分から胞襟を開いおみるこず。自分自身の倉化が盞手(䞊叞)を倉えるきっかけになるかもしれない。たずは臆せずチャレンゞしおみるこずが、新たな道を切り開く最初の䞀歩になりそうだ。

取材協力宮柀優里(みやざわ・ゆり)

株匏䌚瀟リンクアンドモチベヌション
MMEカンパニヌ カンパニヌ長
2008幎、株匏䌚瀟リンクアンドモチベヌション入瀟埌、䞀貫しお倧手䌁業向けのビゞョン浞透・颚土倉革・育成に携わる。コンサルティング郚隊のマネゞャヌを経お、珟圚東日本倧手䌁業向けの颚土倉革・人材育成領域の責任者を務める。