今年3月、名古屋に3年で閉店することが決まっているラーメン屋がオープンしました。その名も「二兎(にと)」。3年間しか食べられない「幻のラーメン」として話題になっているそのお店へ足を運んでみました。

  • 中華そば「二兎(にと)」

テーマは「二兎を追う者は二兎とも得る」

名古屋駅から徒歩4分と好立地にある同店。明るく清潔間のある店内にはカウンター席が並びます。

  • 女性1人でも入りやすい雰囲気の店内

カウンターのみのラーメンながら、筆者が訪れた時は女性グループやカップルが多く、女性1人でも入りやすい雰囲気。入口の券売機で食券を購入して席につきます。

「二兎」という名前は「二兎を追う者は二兎とも“得る”」に由来していて、おダシにこだわったラーメンと、厳選したお米で炊いた銀シャリの2本柱がお店の売りです。

今回は人気メニューだという「熟成醤油の淡麗中華そば」(880円)と「満月たまご」使用 究極のTKG」(300円)のセットを注文しました。

  • 「熟成醤油の淡麗中華そば」(880円)と「究極のTKG」(330円)

味変を楽しむ中華そば

中華そばは、「淡麗」というだけあってキレイな色味のしょう油スープが特徴です。器からはみ出るほど大きなレアチャーシューがインパクト大!

  • チャーシューが2種類も!

卓上の食べ方によると、写真は「20秒以内」に撮ること。そして、レアチャーシューは火が入りやすいため早めに食べた方がいいとのこと。

  • 「中華そばの食べ方」

急いで写真を撮って、まずはスープをひと口。国産鶏からじっくりと丁寧に抽出した出汁の香りと、3種類をブレンドしたしょう油の風味が口にひろがります。

  • キレイな色味のスープ

麺は三重県産小麦「あゆちのみのり」を使用した二兎専用細麺で、するするとすすりやすい食べ心地。淡麗なスープとの相性ばっちりです。

  • 厳選小麦を使用した細麺

スープはしょう油の味が強いですが、レアチャーシューのほかに炙りチャーシュー、赤玉ねぎなどが入っていて、どんどん味変していきます。半分ほど食べたところで、生すだちを絞るのがオススメなのだそう。

  • セットの生すだちは高知県産

すだちを搾ったことでさらに爽やかになったスープを飲み干したいところですがストップ! 残ったスープは、一緒に頼んだ卵かけごはんにかけて「ラーメン茶漬け」を楽しむのが二兎なのだとか。

こだわりの銀しゃりと卵のTKG

西日本の米どころ、三重県産のコシヒカリを使用した銀しゃりの「TKG」。お米の旨味を最大限に引き出すため、炊き方や浸水にもこだわっているそうです。

  • 「究極のTKG」(300円)

そんなこだわった銀しゃりに合わせるのは、たまご職人が自分たちのために作ったのがはじまりという「満月たまご」。ご飯の上に割ると、ふっくらとしたオレンジ色の満月のようです。

  • 満月たまごをご飯にON

まずは卓上のダシ醤油をかけていただきます。先述のとおり、後からラーメンのスープをかけるので、最初に醤油をかけ過ぎないよう注意しましょう。

粒の立った銀シャリに濃厚な卵がよく絡んで、美味しい! ご飯、卵、ダシ醤油が三位一体となってどんどんかっこむことができます。

途中まで食べたところで、中華そばのスープを投入。赤玉ねぎなどの具材も入れちゃいます。スープが淡麗で濃厚過ぎないので、「ラーメン茶漬け」にしてもくどくなく、こちらも美味しくいただきました。

  • ラーメン茶漬けをお忘れなく

3年で閉店するのはもったいないほど、スープ、麺、銀シャリすべてにこだわったお店「二兎」。気になった人はお早めに足を運んでみてくださいね。

■information
店舗名:おダシと銀しゃり 中華そば二兎-nito-
住所:愛知県名古屋市中村区名駅2-42-7
営業時間:月~金11:00~15:00/17:00~22:00 土・日・祝11:00~22:00(※スープがなくなり次第終了)
定休日:無休