鉄道・運輸機構は12日、JR北海道が運行するH100形4両の導入を支援するため、当該車両を取得してJR北海道に無償で貸与する北海道高速鉄道開発に対し、北海道と連携して車両取得に係る助成金を交付すると発表した。

  • 「釧網線ラッピング」のH100形(JR北海道提供)

  • 「釧網線ラッピング」のH100形は10月末から運行開始する予定(JR北海道提供)

  • 車両への掲示シール

導入を支援するH100形4両は、1両ずつ地域の特色を生かしたラッピングに施し、座席シートも北海道の自然や風景を取り入れたデザインに。定期列車の他に観光列車としても使用される。ラッピングは「釧網線ラッピング」「花咲線ラッピング」「石北線ラッピング」「富良野線ラッピング」の4種類。このうち「釧網線ラッピング」「花咲線ラッピング」は10月末から使用開始を予定している。

支援の対象となった車両は、車内に鉄道・運輸機構と北海道による支援を受けている旨を表示するステッカーを掲示する予定。鉄道・運輸機構はJR北海道、JR四国、JR貨物の経営自立に向けて、日本国有鉄道清算事業団の債務等の処理に関する法律にもとづく各種支援を行っており、今回の助成金交付はその一環だという。