ファーストロジックはこのほど、同社が運営する不動産投資サイト「楽待」における「投資用不動産市場調査2022年7~9月期」の調査結果を発表した。それによると、投資用一棟アパートの価格は過去最高の7,501万円となった。

一棟アパート、過去最高の7,501万円

  • 一棟アパート

投資用一棟アパートについてみると、前四半期比112万円増の7,501万円となり、前四半期期に続いて2012年の集計開始以来、最高額を記録した。表面利回りは8.82%だった。

投資用区分マンションの価格は1,765万円。2四半期連続で上昇し、過去最高額となる2021年4~6月期(1,771万円)に次ぐ数字となった。表面利回りは6.87%だった。

一方、一棟マンションは前四半期比535万円減の1億9,549万円と、再び1億円台に下落。表面利回りは7.69%だった。

同調査では、「2022年7~9月期は新型コロナウイルスの『BA5株』の感染拡大があったものの、円安による建築コストの上昇などにより、不動産価格は全体として上昇傾向にある。今後の価格の変化に引き続き注目していきたい」としている。

調査期間は2022年7月1日~9月30日。対象は期間中、「楽待」に新規掲載された全国の物件。