eBay Japanは10月6日、若草プロジェクトと共同で実施した「働く女性の社会貢献意識調査」の結果を発表した。調査は8月31日~9月1日、20~30代働く女性500名を対象にインターネットで行われた。

  • 関心がある社会問題

    関心がある社会問題

調査によると、現在「問題意識を持っている社会課題がある」という女性は66.2%。具体的には「子育て問題(児童虐待、ネグレスト、育児ノイローゼ、待機児童、補助金制度など)」(31.6%)や「労働・雇用問題(男女平等、児童労働、ワーキングプア、若年層の失業など)」(29.8%)に関心を持っている人が多いよう。

また、こうした社会課題に直面している人の話を直接見聞きしたことがある女性は28.4%。そのうち、49.3%が「支援・協力できなかった」という。行動を起こせなかった理由を聞くと、「どう支援するべきか分からなかった」(60.0%)、「自分では解決できないと思った」(55.7%)に多くの回答が集まった。

  • 今抱えている悩み

    今抱えている悩み

続いて、回答者自身が今抱えている悩みについて聞いたところ、7割以上が何かしら悩みを抱えていることが判明。特に「お金」(49.0%)や「仕事」(42.4%)に悩んでいる女性が多いよう。

解消法としては「家族に相談」(46.8%)、「友人に相談」(28.4%)、「ネットで調べる」(28.2%)が上位となった一方で、約3割が「何もしない」(27.8%)ことが明らかに。何もしない理由としては「時間が解決してくれるから」(43.2%)、「身近に信頼できる相談相手がいない」(24.5%)、「身近な人に相談するのが恥ずかしい・抵抗がある」(13.7%)と考えている人もいることが分かった。

  • 同じ価格と品質で、社会貢献している企業としていない企業の商品があったらどっちを選ぶ?

    同じ価格と品質で、社会貢献している企業としていない企業の商品があったらどっちを選ぶ?

次に、買い物と社会課題について聴取した。その結果、物を買うときの基準として「販売元が社会課題に取り組んでいるか」を意識している人は47.0%。

また、同じ価格と品質で、社会貢献している企業としていない企業の商品があった場合、約8割が「社会貢献している企業の商品を選ぶ」(79.4%)と回答し、38.8%の人が「300円未満」の差なら、10.4%が「500円未満」の差なら、「高くても社会貢献している企業の商品を選ぶ」ことがわかった。