ドラマ『合コンに行ったら女がいなかった話』(20日スタート カンテレ毎週木曜24:25~、TOKYO MX毎週木曜25:00~、見逃し配信あり、全10話)の先行上映キックオフイベントが4日、東京・ヒューリックホール東京で行われ、昼公演終了後の取材会に七海ひろき、井上想良、瀬戸かずや、小西詠斗、如月蓮、増子敦貴が登場した。
累計部数50万部(電子含む)を突破した蒼川なな氏の同名漫画を映像化する同作。女の子と縁のない男子大学生3人組が合コンに出かけた先に待っていたのは、超絶イケメンの“男装女子”だったという、見た目には“男6人、女0人”の合コンから始まる新感覚ラブコメディを描く。
男装イケメン女子キャストには元宝塚歌劇団男役スターが集結し、予想外の合コン相手に翻弄される男子大学生キャストには、Z世代から人気を誇る若手俳優が名を連ねる。主人公となる王子様系男装イケメン女子・蘇芳(すおう)を演じる七海は、本作がドラマ初主演。蘇芳が合コンに誘った相手・常盤を演じるのは、恋愛リアリティーショー『恋とオオカミには騙されない』で注目を集めた井上、男装BARのオーナーでクール系男装イケメン女子・藤は宝塚歌劇団花組で男役スターとして活躍し、今回がドラマ初出演の瀬戸、藤から撮影モデルを頼まれる大学生・浅葱には小西、俺様系男装イケメン女子・琥珀に如月蓮、琥珀との関係性に悩む大学生・萩には増子を迎える。
取材会で増子は「萩を演じたことで内面が明るくなったし、人生を明るくさせてくれる作品になっている」と語り、「深夜まで、ねぶかし? ……夜更かししていただけたら」と独特の言い間違いで場を和ませる。如月は「キュンキュンポイントがたくさん出てくるので“こはぎ”カップルをよろしくお願いします」と、増子との琥珀&萩=こはぎカップルをアピール。「ずっと舞台をやっていたんですけど、効果音やエフェクトでテンポ良く仕上がっていた1話を見て、テレビドラマも総合芸術なんだと思いました」とドラマの魅力を語りつつも「千秋楽……ではないですね、最終回までお願いします」と舞台で活躍してきた如月ならではの言い間違いが。
小西は「浅葱をとにかくかわいく従順なキャラとして演じました。原作を再現できるよう頑張ったところもあれば、ドラマならではの部分もあるので、どちらも楽しんでください」とメッセージ。瀬戸は「ドラマが始まる前にこんな大きな会場でイベントをさせていただけるのは光栄なこと。1人のキャラクターとしてちゃんと存在できたことを実感しました」と喜びをあらわに。
井上は「暗いシーンがなくて、どんな形の恋愛があってもいいんだと思わせてくれるドラマでした。キャラの濃い5人からたくさん刺激を受けて撮影することができました、全10話最後までよろしくお願いします」と呼びかけた。七海は「今日皆さんに1話を見ていただきましたが、舞台袖まで楽しんでいただいている空気を感じられました。テレビや見逃し配信でも同じように笑顔になれるドラマになっていると本当に思います。ミュージックビデオや主題歌という展開も楽しんでもらえたら」と語り、今回ドラマ初出演となったことに「不安なこともありましたが、スタッフやキャストの皆さんのおかげで充実した2カ月間になりました」と撮影期間を振り返り感謝を述べた。
キックオフイベントでは1話を先行上映。コメディシーンでは笑い声が起こるなど、客席が大いに温まったところで6人が登場した。井上は「対面のイベントが初めてなので、お客さんの顔が見られないです」と緊張している様子を見せる。まずキャストからは1話の感想や裏話が。七海演じる蘇芳と井上演じる常磐が点数を競い合うカラオケのシーンでは、実際は七海がB'zの「LOVE PHANTOM」、井上が尾崎豊の「I LOVE YOU」を歌っていたことが明かされ、井上は七海の歌唱を「かっこよかった、やばかったですよ」と振り返った。七海と“ほっぺにキス”を演じた如月は「漫画とギャップがないような美しいシーンになるよう頑張った」と語り、増子が「めちゃくちゃ美しかったです」と絶賛。井上はたくさんのコスプレ姿を披露したが、自分では制服のコスプレがお気に入りだったという。
トークに花が咲いたあとは、ドラマにちなみ6人と観客が合コンを楽しんでいる気分になれる「合コン体験コーナー」へ。全員が口説き台詞を披露すると、客席からは声を我慢しながらも思わず漏れ出る歓声が。連想ゲームでは「動物に好かれそうな人」で観客から選ばれた小西が「動物は本当に好きです! 実家は猫がいるんですけど、犬も好きだし全部好き」とニッコリ。「部屋が綺麗そうな人」で選ばれた七海が「掃除が好きなので部屋は綺麗です!」と高らかに宣言すると拍手が起こった。一方2番目に選ばれた瀬戸は「私は全然そんなことないです。床に物を置かないほうがいいと言われるけど、気付いたら床にたくさん置いてしまっているので」と打ち明ける。
「SかMか」が分かる心理テストでは、七海がドS、小西がちょいS、如月がドM、井上、瀬戸、益子がちょいMという結果に。“相手のためになんでも尽くしちゃうドM”と診断された如月が「七海さまのためならなんでも!」と笑顔を見せると、乗せられた七海が「いつもありがとう」と言ってしまい、「変なこと言ってる、ごめんなさい」とすぐに謝罪。そんな七海は“超がつくほどドSタイプ。相手を支配しないと我慢できない”という結果に「絶対嘘!」と大慌てで弁明していた。
イベントラストには主題歌「HEART BEAT」を披露。七海のソロパートから楽曲が始まると客席からは自然と手拍子が起こった。同曲のミュージックビデオはエンディング映像に使用される。そのほか、ドラマ挿入歌に七海ひろきが歌う「2人の物語(ストーリー)」が決定、主題歌・挿入歌・主題歌ピアノアレンジバージョンの音楽配信やCD発売、公式ビジュアルブックの発売などドラマの枠に留まらないさまざまな情報が発表され、最後まで客席を沸かせた。