女優の秋元才加と俳優の波岡一喜が、フジテレビのドラマ『アイゾウ 警視庁・心理分析捜査班』(11日スタート、毎週火曜24:25~ ※初回は25:25~)の1話・2話にゲスト出演する。

  • 秋元才加(左)と波岡一喜=フジテレビ提供

『アイゾウ』は、実際に起きた衝撃の“男女愛憎劇をめぐるミステリー事件”を、「もし、今の日本で起きたら?」という視点でドラマ化。主人公の刑事たちが複雑怪奇な“愛憎”事件の真相を追求していく。

今作が地上波連続ドラマ初主演となる夏子が、男女の愛憎事件を専門に扱う「警視庁心理分析捜査班」通称“アイゾウ課”に所属する、たったひとりの刑事・安座間霧子を演じる。安座間自身、職場の上司にストーカー行為を働き、左遷された過去が。しかし、免職にはされず、安座間のために“アイゾウ課”が設置される。常識を覆す安座間独自の捜査で愛憎事件の真相を暴いていく。

そんな安座間を支える捜査一課のベテラン刑事・久世麟太郞を演じるのは、津田寛治。また、捜査一課の新米刑事・三好慧を演じる水石亜飛夢が今作より加わる。

1話・2話のモチーフとなった事件は、1989年にアメリカで起きた「キャロライン・ウォーマス事件」。小学校教師のポール・ソロモンは、自宅で妻・ベティの遺体を発見する。容疑者として浮上したのは、ポールの不倫相手、キャロライン・ウォーマスだ。壮絶な男女の愛憎事件は、当時全米に衝撃を与えた。25歳のキャロラインがストーカー行為に走る背景には、想像を絶する過去があった…。

『アイゾウ』では、この事件を現代の日本を舞台に置き換えてストーリーを設定。自宅で殺されていた黒田花奈の事件を担当することになった安座間たちは、花奈の夫・黒田壮太(波岡)の取り調べを行う。アリバイを理路整然と答える壮太をいぶかしみ、独特な話術で追いつめていく安座間。観念した壮太は、妻が殺害された時刻に、魚益清香(秋元)とホテルにいたことを告白する。清香は花奈の葬儀に現れ、親族ら参列者の前で、壮太にキスをするという信じがたい行動をとった。安座間が話を聞くと、「私たちは愛し合っています。もう秘密にしなくていいなんて!」と嬉々(きき)として壮太のことを語り始める清香。動機はありそうだが、事件当時、壮太と一緒にいた清香にもアリバイがあった。そして、安座間はひとつの可能性にたどり着く。一方、久世と三好は、黒田家の周辺をうろついていた怪しい男を確保。花奈を殺したのは、一体、誰なのか。久世、三好、そして安座間が解き明かす、愛憎事件の真実とは…。

また、北海道に拠点を置いて活動するシンガー・ソングライター、Furui Rihoが主題歌を担当することも決まった。

コメントは、以下の通り。

■秋元才加
「今回、魚益清香という女性を演じさせていただき、私の中の眠っていた寂しさや悲しさ、狂気が目を覚ますのを感じました。実際に起きた事件を基に作られたお話なので、彼女がどういった想(おも)いで日々生活してきたのか、私なりにいろいろ想像しながら演じました。夏子さんとのシーンや波岡さんとのハードなシーン(笑)、個性的で魅力的なキャストの皆様と共に、今までとは違う秋元をお見せできるのではないかと思っております」

■波岡一喜
「黒田壮太は、あんなことやこんなことをやらかしております(笑)。実際にあった事件がモデルになっており、本当に黒田のような男が存在したのでしょうが、僕の中での男性像には全く含まれておりませんでした(笑)。人が人を好きになり、その欲望の末に何が起こるのか。人はどういう行動に出るのか。自分の中にも共感できるところはあるのか。自分と照らし合わせてお楽しみいただけたら幸いです」

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