映画「Dr.コトー診療所」より、生田絵梨花演じる西野那美。 (c)山田貴敏 (c)2022 映画「Dr.コトー診療所」製作委員会

山田貴敏原作による映画「Dr.コトー診療所」に生田絵梨花が出演する。

生田が演じるのは、吉岡秀隆演じるコトー、柴咲コウ演じる彩佳と志木那島診療所で働く看護師・西野那美。那美はコトーとともに診療所を長年支えてきた彩佳に憧れ、数年前から診療所の看護師を務めている。志木那島で生まれ、藤田弓子演じる祖母・西野美登里と幼い頃から島に住んでいたため島民とも顔なじみ。しっかり者で男勝りな性格だ。

以前からドラマを観ていたという生田は「今まで皆さんが育んできた世界の中に馴染めるか不安でしたが、温かく仲間として迎えてくださり……皆さんとお話できている時間がとても感慨深く、今回出演させていただいていることが奇跡のように感じていました」とコメント。そんな生田を柴咲は「那美ちゃんの学ぼうという向上心と、溌剌としたキャラクターにすごく頼もしさを感じていました。若手の子たちが育っていく様子に、こうして少しずつ人が未来を繋いでいって島が存在していくんだなという気配を彩佳としても感じていました」と称賛した。

生田絵梨花コメント

実際に島の景色を目の当たりにしたときとても綺麗で感動し、「Dr.コトー診療所」という作品の世界観に参加している喜びを噛みしめていました。
今まで皆さんが育んできた世界の中に馴染めるか不安でしたが、温かく仲間として迎えてくださり……皆さんとお話できている時間がとても感慨深く、今回出演させていただいていることが奇跡のように感じていました。
那美は明るくて、テキパキといつも動いているという子です。看護師として 1 人でも多くの命を助けたい、コトー先生と彩佳さんの2人を少しでも支えたいという想いをかかえながら、看護師としての責任感や那美の想いが自然と伝わるよう意識して演じました。
手術シーンは初めてで、診療所の皆さんは決してそれを段取りとしてやるわけではなく、どう役としてその手術に向き合うか、そこでの言葉はどんなものを背負って発するか、そういった緊張感が張り詰める手術シーンで皆さんの役に挑む姿に刺激を受け学ばせていただきました。
コトー先生はすべての人に生きてもらいたいと願っている。命と人間そのものを描いているところがこの作品の魅力なんだと撮影を通して改めて感じました。

映画「Dr.コトー診療所」

2022年12月16日(金)全国公開

スタッフ

原作:山田貴敏「Dr.コトー診療所」(小学館)
監督:中江功
脚本:吉田紀子
製作:フジテレビジョン
制作プロダクション:アットムービー
配給:東宝