映画「マトリックス」シリーズは、人間とコンピュータとの戦いをスタイリッシュに描いたSFアクション作品です。ワイヤーアクションとカンフーをミックスさせた斬新な映像表現、黒で統一された衣装、仮想世界を舞台にした物語で人気を集め、世界中で大ヒット!

2021年には、18年ぶりの最新作でシリーズ4作目となる『マトリックス レザレクションズ』が公開され、大きな話題になりました。

この記事では、映画「マトリックス」シリーズ全4作品を見るおすすめの順番を解説します。また、あらすじやキャストも紹介しますので、ぜひご一読ください。

映画「マトリックス」シリーズを見るおすすめの順番は?

映画「マトリックス」シリーズは、公開された順番が作品内の時系列となっているため、公開順で見ることをおすすめします。

【公開順】

  • 1.『マトリックス』(1999年)
  • 2.『マトリックス リローデッド』(2003年)
  • 3.『マトリックス レボリューションズ』(2003年)
  • 4.『マトリックス レザレクションズ』(2021年)

1作目の『マトリックス』は、キアヌ・リーブス演じる主人公のトーマス・アンダーソンことネオが、世界に関わるある真実を知るところから始まります。

公開順に見ることで、ネオと仲間たちがコンピュータという存在と戦わなくてはならない理由、彼らの世界に隠された秘密を知り、映画「マトリックス」シリーズをより深く楽しむことができるでしょう。

映画「マトリックス」シリーズ全4作品のあらすじ・見どころ

ここからは、映画「マトリックス」シリーズの作品概要を紹介します。

1.『マトリックス』(1999年)

あらすじ

ニューヨークにあるソフトウエアメーカーで働くプログラマーのトーマス・アンダーソン(キアヌ・リーブス)。裏社会では凄腕ハッカー「ネオ」として、その名を知られていた。そんなトーマスには、ある悩みがあった。夢と現実との境界線がはっきりしない奇妙な感覚に襲われた彼は、よく眠れない日々をすごしていたのだ。

ある日のこと、トーマスは、画面に表示された謎のメッセージに導かれ、トリニティ(キャリー=アン・モス)という美しい女性と出会う。彼女との出会いをきっかけに、トーマスは自分の生きている世界が、実はコンピュータが支配する「仮想世界」であったことを知る。そして彼は、仮想世界で今までどおりの人生を送るか、現実世界でコンピュータと戦うか、選択を迫られることになる。

見どころ

『マトリックス』には『グリーン・ディスティニー』『カンフーハッスル』など、人気のアクション映画に関わってきたアクション監督ユエン・ウーピンがアクション・武術指導として参加しています。カンフーやワイヤーアクション、さらに当時の最新鋭のSFXをとりいれたスタイリッシュなアクションシーンが満載! 特に、バレットタイムという手法で撮影された、主人公のネオがスローモーションで弾丸をよけるシーンは「マトリックスよけ」と呼ばれ、日本でも話題となりました。

また、独特の世界観、現実と虚構を描いた奥深い物語も魅力です。冒頭から謎が数多くちりばめられており、一気に引き込まれます。

作品概要

公開年:1999年
出演:キアヌ・リーブス、ローレンス・フィッシュバーン、キャリー=アン・モス
監督:ラリー・ウォシャウスキー(ラナ・ウォシャウスキー)、アンディ・ウォシャウスキー(リリー・ウォシャウスキー)

ユーザーコメント

・「今までになかった映画でとても衝撃を受けたし、おもしろくて何回も見た作品。この作品をきっかけにこの映画の監督や出演者を知ってファンになった」(46歳女性)
・「初めてこの映画を見た時に、あまりに斬新な作り方や撮影の仕方にとても驚いた記憶があります。とてもおもしろく楽しい作品でした」(58歳男性)
・「キアヌ・リーブスの銃弾をそって避ける有名なシーンが思い出深いから」(41歳男性)
・「学生の頃に見て衝撃を受けた」(40歳女性)

2.『マトリックス リローデッド』(2003年)

あらすじ

トーマス・アンダーソン(キアヌ・リーブス)は、人類を救う救世主・ネオとして覚醒。彼は、人々をコンピュータの支配から解放するため、仲間のモーフィアス(ローレンス・フィッシュバーン)、トリニティ(キャリー=アン・モス)らとともに、戦いを続けていた。

そんななか、人間たちが隠れ住む人類最後の地下都市・ザイオンに、敵のロボット兵の大軍・センチネルが近づきつつあることが明らかになる。ネオは、モーフィアス、トリニティとともに、ザイオンを救うため行動を開始する。一方、ネオの宿敵であるエージェント・スミス(ヒューゴ・ウィービング)は、驚くほど強力な力を手にしていたのだった。

見どころ

前作『マトリックス』よりさらに華麗で、目で追いきれないほどハイスピードに進化したアクションシーンは必見! 肉体をフルに使ったアクションに加え、高速道路で展開されるド迫力のカーチェイスシーンには胸が躍ります。

また、ネオとトリニティの情熱的な恋愛、コンピュータから独立した存在となってパワーアップしたエージェント・スミス、新しい登場人物など、アクション以外にも見どころ満載。預言者・オラクル(グロリア・フォスター)と彼女の預言、仮想世界についての謎も明らかになり、ストーリーのおもしろさも加速しています。

作品概要

公開年:2003年
出演:キアヌ・リーブス、ローレンス・フィッシュバーン、キャリー=アン・モス、ヒューゴ・ウィービング
監督:ラリー・ウォシャウスキー(ラナ・ウォシャウスキー)、アンディ・ウォシャウスキー(リリー・ウォシャウスキー)

ユーザーコメント

・「1作目と比較して進化したCG、3作目に続くクリフハンガーのような終わり方など、2作目が一番好きです」(32歳男性)
・「シリーズの中で一番迫力があるし、話の筋がわかりやすい」(65歳男性)
・「迫力がありとてもおもしろかった」(34歳女性)
・「映像と緊迫感が最高です」(67歳男性)

3.『マトリックス レボリューションズ』(2003年)

あらすじ

前作で「トリニティを救うか」「人類滅亡を回避するか」という選択を迫られた結果、愛するトリニティ(キャリー=アン・モス)の命を救ったネオ(キアヌ・リーブス)。彼は、精神と肉体が分離し、空間のはざまをさまよっていた。預言者・オラクル(メアリー・アリス)の助言を得たモーフィアス(ローレンス・フィッシュバーン)とトリニティ(キャリー=アン・モス)の助けによって、ネオはふたたび目を覚ますことができたものの、ロボット兵・センチネルによる総攻撃の時が迫っていた。

果たして、人類とコンピュータの戦いに終わりはやってくるのか。ネオは、本当に人類を救う救世主なのか? ネオたちの最後の戦いが始まる……。

#見どころ

人間とコンピュータの壮絶な戦いが、この作品でついにクライマックスを迎えます。ザイオンで繰り広げられる人類の戦闘兵器・APU対センチネルの激しいぶつかり合いは、迫力満点! 臨場感たっぷりで見ているだけでゾクゾクさせられます。

もちろん、ネオとエージェント・スミス(ヒューゴ・ウィービング)の直接対決も見逃せないポイント。1作目の『マトリックス』からはじまった2人の因縁の戦いの終結を、ぜひご注目ください。

作品概要

公開年:2003年
出演:キアヌ・リーブス、ローレンス・フィッシュバーン、キャリー=アン・モス、ヒューゴ・ウィービング
監督:ラリー・ウォシャウスキー(ラナ・ウォシャウスキー)、アンディ・ウォシャウスキー(リリー・ウォシャウスキー)

ユーザーコメント

・「シリーズの3作目で、展開もより哲学的に深まって作り込まれていた。深刻なテーマなのに、作品の世界感にぐいぐいと引きこまれる圧巻の映画だった」(70歳男性) ・「とにかくめちゃめちゃかっこいいしストーリーが好きなので」(63歳男性)
・「ザイオンでの戦いが印象に残っているから」(51歳男性)
・「戦闘シーンがすごくリアルだった」(39歳男性)

4.『マトリックス レザレクションズ』(2021年)

あらすじ

人間とコンピュータの激しい決戦から約60年後。プログラマーのトーマス・アンダーソン(キアヌ・リーブス)は、スミス(ジョナサン・グロフ)という男が経営するゲーム会社で働いていた。トーマスは、過去に一度だけ大ヒットゲーム「マトリックス」を作ったことがあるが、それ以降はヒット作がない。スミスはそんな彼に、「マトリックス」の続編を制作するよう命じる。

しかしトーマスは、自分自身が生きている世界に違和感を持っていた。やがて腕にウサギのタトゥーを入れた謎の女性と出会った彼は、この世界に隠された真実を知ることになる……。

見どころ

ネオ、トリニティ、ナイオビ(ジェイダ・ピンケット・スミス)は、過去作から続投していますが、一部、過去作とは違う俳優が演じている登場人物も。誰が敵か味方か、ネオは過去作と同じ人物なのか。『マトリックス』同様、序盤から多くの謎にドキドキさせられます。

アクションと映像美が進化していることに加え、意外にもコミカルなシーンが盛り込まれているのも魅力。ネオとトリニティの関係、パロディ部分など、過去作を見たからこそおもしろさがわかるシーンもあるので、ぜひ過去の3部作を見てからお楽しみください。

作品概要

公開年:2021年
出演:キアヌ・リーブス、キャリー=アン・モス、ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世、ジョナサン・グロフ
監督:ラナ・ウォシャウスキー

ユーザーコメント

・「最高。ワクワクドキドキの連続で楽しめる」(75歳男性)
・「シリーズで一番の傑作だと思った」(37歳男性)
・「内容が深くておもしろかった」(37歳女性)
・「映像の進化を感じられた」(31歳男性)

映画「マトリックス」シリーズをチェックしよう!

斬新な映像と今までにないスタイリッシュなアクション、独自のストーリー展開で、一時は社会現象にもなった映画「マトリックス」シリーズ。

2003年公開の『マトリックス レボリューションズ』が完結編と言われていたため、18年ぶりとなる新作『マトリックス レザレクションズ』の公開に驚いた方も多かったのではないでしょうか。

SF作品にはあまりなじみがないという方も、一度映画「マトリックス」シリーズをご覧になってみてください。きっと、他の作品では味わうことができない、世界に衝撃を与えた唯一無二のマトリックス・ワールドを体験できるはずです。

調査時期:2022年8月10日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:男女合計506人(男性:399人、女性:107人)
調査方法:インターネットログイン式アンケート

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