「スパイダーマン」は、マーベル・コミックで描かれるヒーローたちのなかでも特に人気のキャラクター。高校生の少年扮するヒーローがニューヨークの摩天楼をスイングしながら飛び回り、“スパイダーセンス”と呼ばれる超人的能力を駆使して悪者たちと戦う物語です。

この記事では、「スパイダーマン」が主人公の映画を3つのシリーズにわけて紹介します。各作品のあらすじや見る順番を解説しますので、ぜひチェックしてください。

  • 映画スパイダーマンの見る順番を紹介

    スパイダーマンを見る順番と歴代作品の紹介

映画「スパイダーマン」の見る順番

映画「スパイダーマン」シリーズは2022年時点で11作品あります。このうち、「スパイダーマン」が主人公となって活躍する作品は以下の3シリーズ計8作品に及びます。

シリーズには、サム・ライミ監督による第1期「スパイダーマン」シリーズ、マーク・ウェブ監督による第2期「アメイジング・スパイダーマン」シリーズ、ジョン・ワッツ監督による第3期「スパイダーマン:MCU」シリーズがあります。

どのシリーズから見ても作品を楽しめますが、見る順番は、シリーズごとに公開順で鑑賞するのがおすすめです。ただ、「スパイダーマン:MCU」シリーズは他のMCUヒーローたちとの絡みもあるため、アベンジャーズシリーズを先にご覧になってからの方がより楽しめるでしょう。

タイトル 公開年 シリーズ
スパイダーマン 2002 「スパイダーマン」
スパイダーマン2 2004 「スパイダーマン」
スパイダーマン3 2007 「スパイダーマン」
アメイジング・スパイダーマン 2012 「アメイジング・スパイダーマン」
アメイジング・スパイダーマン2 2014 「アメイジング・スパイダーマン」
スパイダーマン:ホームカミング 2017 「スパイダーマン:MCU」
スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム 2019 「スパイダーマン:MCU」
スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム 2021 「スパイダーマン:MCU」

「スパイダーマン」に3つの映画シリーズがある理由

「スパイダーマン」はマーベル・コミックに登場するヒーローのなかでも人気があり、繰り返し映像化されている作品です。主演もトビー・マグワイア→アンドリュー・ガーフィールド→トム・ホランドと移り変わり、そのたびにリブートされています。

このようにリブートが続く理由には、「スパイダーマン」というヒーローの年齢があります。原作では主人公のピーター・パーカーは高校生という設定のため、ティーンエイジャーを演じても無理のない役者が求められる傾向にあります。シリーズが続けば、当然主演の役者も歳を重ねるため、その結果、降板となるのは仕方ありません。

また、ハリウッドのシリーズものは基本3部作が定番で、3作目で一旦は締めくくられ、新たな作品を製作する場合はリブートされるケースが多くなっているという点もあげられます。

『スパイダーマン(主演:トビー・マグワイア)』シリーズ

2002年にサム・ライミ監督、トビー・マグワイア主演により『スパイダーマン』が実写化されました。この作品が好評を博し、『スパイダーマン2』(2004年)、『スパイダーマン3』(2007年)の3作が制作されました。

  • 『スパイダーマン』(2002年)
  • 『スパイダーマン2』(2004年)
  • 『スパイダーマン3』(2007年)

映画『スパイダーマン』(2002年公開)

日本公開/2002年5月11日
監督/サム・ライミ
脚本/デヴィッド・コープ
出演/トビー・マグワイア、ウィレム・デフォー、キルスティン・ダンスト、ジェームズ・フランコ、J・K・シモンズ

『スパイダーマン』のあらすじ

主人公のピーター・パーカーは幼くして両親を失い、伯父夫婦に育てられている高校生。

ある日、遺伝子を組み換えたクモにかまれ、超人的な能力を身につけることに。その能力に浮かれていたピーターでしたが、自分の無責任な行動が原因となり、伯父のベンを死に至らしめてしまいます。それをきっかけに、正義を守ることの大切さに目覚めるのです。

『スパイダーマン』の見どころ

「スパイダーマン」としての一面を持つピーターですが、普段は幼なじみ・MJへの恋心や、親友のハリーとの友情に悩む平凡な少年。しかし、偶然とはいえ強い力を持つ存在となり、その責任と葛藤しながら1人のヒーローとしての自覚を持つようになります。

この映画に登場するヴィラン(悪役)は、「グリーン・ゴブリン」。親友ハリーの父親であるノーマンが自ら開発した薬で肉体を強化、心の醜さを肥大化させた存在です。「スパイダーマン」はヒーローとしてグリーン・ゴブリンと戦うことで、成長していくのです。

映画『スパイダーマン2』(2004年公開)

日本公開/2004年7月10日
監督/サム・ライミ
脚本/アルヴィン・サージェント
出演/トビー・マグワイア、アルフレッド・モリーナ、キルスティン・ダンスト、ジェームズ・フランコ

『スパイダーマン2』のあらすじ

高校を卒業したピーター・パーカーは1人暮らしをしながら大学に通い、学業とアルバイトに追われる日々を送っていました。「スパイダーマンを追うカメラマン」として「スパイダーマン」の写真を新聞社に売り込みますが、稼ぎはわずかで家賃も滞納しがち……。

ある日ピーターは、危険と隣り合わせのヒーローとして生きるため距離を置いたはずの、幼なじみ・MJと再会します。さらに親友であるハリーが、父親であるノーマン・オズボーン(グリーン・ゴブリン)を死なせた仇として「スパイダーマン」を憎んでいることも、ピーターの悩みの種となっていました。

やがて、MJやハリーとの関係など、ピーター・パーカー個人として溜まったストレスが影響し、ついには「スパイダーマン」としての特殊能力が使えなくなる事態に……。

『スパイダーマン2』の見どころ

本作のヴィランは「ドック・オク」。有能な科学者であったオクタビアス博士は、自ら開発したロボットアームが取り外せなくなり、制御不能となった人工知能に精神をコントロールされてしまいます。やがてオクタビアス博士は、「ドック・オク」という怪人になってしまいます。彼は、核融合実験の成功に固執するあまり、ニューヨークを危機に陥れようとするのですが……。

さらに、前作のヒットを受け、より迫力を増したVFX(ビジュアル・エフェクツ)を用いた映像も本作の注目ポイント。第77回アカデミー賞で視覚効果賞を受賞しているだけあって、驚きの映像マジックが満載です。

『スパイダーマン3』(2007年公開)

日本公開/2007年5月1日
監督/サム・ライミ
脚本/アルヴィン・サージェント、アイヴァン・ライミ、サム・ライミ
出演/トビー・マグワイア、トーマス・ヘイデン・チャーチ、キルスティン・ダンスト、ジェームズ・フランコ、トーマス・ヘイデン・チャーチ、トファー・グレイス

『スパイダーマン3』のあらすじ

今や「スパイディ」の愛称で注目されるようになった、ピーター・パーカーこと「スパイダーマン」。人気に慢心したピーターは、恋人となったMJと心がすれ違ってしまいます。

そして「ドック・オク」との戦いのなかで「スパイダーマン」の正体を知った親友ハリーが、父の技術を受け継ぎ新たな敵「ニュー・ゴブリン」となって戦いを挑んでくるのです。

そんななか、伯父のベンを殺した真犯人が見つかったとの知らせを聞いたピーターは、復讐心に取り憑かれてしまいます。そんな彼の心の闇に謎の地球外生命体が寄生し、漆黒のコスチュームに身を包んだ「黒いスパイダーマン」へと変貌してしまうのです。

なんとか寄生生物からの浸食から逃れたピーターでしたが、その生物はピーターを憎むカメラマンのエディに取り憑き、怪人「ヴェノム」が誕生。ヴェノムは「スパイダーマン」への復讐心を燃やし「サンドマン」と結託、MJを誘拐し「スパイダーマン」を挑発して……。

『スパイダーマン3』の見どころ

本作では、伯父のベンを殺した真犯人・フリントが変身した「サンドマン」がヴィラン。分子分解の実験に巻き込まれ肉体が砂状となったフリントは、「サンドマン」として、「スパイダーマン」と戦います。

ピーターはヒーローとしての責任感と葛藤し、どのような生き方を選択するのか? そして、MJとの恋の行方やハリーとの確執はどう決着するのか? 『スパイダーマン3』は、まさに第1期「スパイダーマン」シリーズの完結編と呼ぶにふさわしい作品と言えるでしょう。

また、本作には地球外生命体・シンビオート「ヴェノム」も登場。この「ヴェノム」は「スパイダーマン」に似た姿をした「スパイダーマン」の敵となる存在です。マーベル・コミックでは人気のダークヒーローでもあり、『ヴェノム』(2018年)、『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』(2021年)という単独映画も制作されています。

『アメイジング・スパイダーマン(主演:アンドリュー・ガーフィールド)』シリーズ

マーク・ウェブ監督、アンドリュー・ガーフィールド主演によってリブートされ、『アメイジング・スパイダーマン』(2012年)、『アメイジング・スパイダーマン2』(2014年)の2作が作られています。

  • 『アメイジング・スパイダーマン』(2012年)
  • 『アメイジング・スパイダーマン2』(2014年)

映画『アメイジング・スパイダーマン』(2012年公開)

日本公開/2012年6月30日
監督/マーク・ウェブ
脚本/ジェームズ・ヴァンダービルト、アルヴィン・サージェント、スティーヴ・クローヴス
出演/アンドリュー・ガーフィールド、エマ・ストーン、リス・エヴァンス

『アメイジング・スパイダーマン』のあらすじ

ピーター・パーカーは伯父夫婦に育てられた高校生。彼がまだ幼かった頃に両親は失踪し、それ以降の行方はわかっていません。

両親失踪の謎を追ううち、ピーターはインターンと偽り潜入したオズコープ社の実験室でクモにかまれ、超人的な能力を手に入れることに。ピーターは社内でコナーズ博士と知り合い、爬虫類の再生能力を応用した人体再生の研究に協力するようになります。

そして、会社から人体実験を求められたコナーズ博士は、自らを被験体とした実験で失敗し、怪物「リザードマン」に変貌してしまいます。

自らを最強の生命体と信じ込み、全人類を自分と同じリザードマンと化す妄想に取り憑かれたコナーズ博士。超人的な能力を手にしたピーターは、「スパイダーマン」として、コナーズ博士の野望を食い止めるため戦います。

『アメイジング・スパイダーマン』の見どころ

第2期シリーズは前シリーズと違い、オズコープ社の陰謀を軸とするシリアスな物語が進んでいきます。両親失踪の謎を追うピーターを中心とした、緊迫感あふれるストーリー展開が見どころです。

映画『アメイジング・スパイダーマン2』(2014年公開)

日本公開/2014年4月25日
監督/マーク・ウェブ
脚本/アレックス・カーツマン、ロベルト・オーチー、ジェフ・ピンクナー
出演:アンドリュー・ガーフィールド、エマ・ストーン、ジェイミー・フォックス、デイン・デハーン

『アメイジング・スパイダーマン2』のあらすじ

コナーズ博士の野望を食い止めたピーターは、街の平和を守るため「スパイダーマン」として活躍していました。

オズコープ社を率いるノーマンが亡くなったことで、ピーターの幼なじみであるハリーが会社を継ぐことに。再び仲を深めていたピーターとハリーでしたが、ハリーは自身の不治の病を治すため「スパイダーマン」の血液を求めます。

一方、オズコープ社内では電気技師のマックスが事故に遭い、電気を操る怪人「エレクトロ」と化し逃走、タイムズスクエアを舞台に「スパイダーマン」と対決し捕まることに。不祥事の発覚を恐れたオズコープ社はマックスを拘束し、研究対象として監禁。捕らわれの身となったエレクトロは、「スパイダーマン」への憎しみを募らせます。

ピーターは「スパイダーマン」としてハリーと対面し、安全性を確信できないと輸血の申し出を拒否。絶望し「スパイダーマン」を逆恨みするハリーに追い打ちをかけるように、副社長のメンケンが反乱しオズコープ社を乗っ取ってしまいます。

自暴自棄になったハリーはエレクトロを味方に付け、オズコープ社の秘密の施設に潜入。ピーターを「スパイダーマン」に変えたクモの体液を発見し、自らに注入します。超人的なパワーを手に入れたものの、醜い外見の「グリーン・ゴブリン」に変貌してしまいます。

「スパイダーマン」を憎むエレクトロとグリーン・ゴブリン。2人は結託して「スパイダーマン」を抹殺するために動き出し……。

『アメイジング・スパイダーマン2』の見どころ

『アメイジング・スパイダーマン2』は第2期「アメイジング・スパイダーマン」シリーズの完結編となる作品。前作で張られていた伏線が回収され、ピーターの両親の失踪理由が明かされます。しかし多くの謎が解明されるなかで含みも持たせ、さらに物語は続くかも?と期待させる内容でもあります。

本シリーズで登場するピーターのガールフレンド・グウェン(エマ・ストーン)は、ピーターに守られるだけの存在ではなく、ピーターとともに戦おうとする強い女性。そんなグウェンへのピーターの愛も見逃せません。

また、ニューヨークの発電所で行われた最終決戦の様子は、音楽、映像、ドラマを含めて見どころが多数。「スパイダーマン」とエレクトロ、そしてニュー・ゴブリンの戦いはどのように帰結するのか……、しっかり見届けてください。

『スパイダーマン:MCU(主演:トム・ホランド)』シリーズ

2017年には、ジョン・ワッツ監督、トム・ホランド主演で再度リブート。現在、『スパイダーマン:ホーム・カミング』(2017年)、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019年)、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021年)の3作が制作されました。

  • 『スパイダーマン:ホームカミング』(2017年)
  • 『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019年)
  • 『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021年)

映画『スパイダーマン:ホームカミング』(2017年公開)

日本公開/2017年8月11日
監督/ジョン・ワッツ
脚本/ジョナサン・ゴールドスタイン、ジョン・フランシス・デイリー、ジョン・ワッツ、クリストファー・フォード、クリス・マッケナ、エリック・ソマーズ
出演/トム・ホランド、マイケル・キートン、ジョン・ファヴロー、ジェイコブ・バタロン、ローラ・ハリアー、ロバート・ダウニー・Jr.

『スパイダーマン:ホームカミング』のあらすじ

トニー・スタークにスカウトされ、ヒーロー軍団「アベンジャーズ」の仲間入りを果たした「スパイダーマン」ことピーター・パーカー。アベンジャーズ分裂騒動の解決後はホームタウンであるニューヨークに戻り、良き隣人「スパイダーマン」として地域の平和を守っていました。

そんな最中、武器密売組織とそれを率いる怪人「バルチャー」と接触。彼らとの対決により、民間人の命を危険に晒してしまったことから、ピーターはトニーの信頼を失い、アベンジャーズのメンバーから外されることに。

しばらくはヒーロー活動から距離を置き、普通の高校生として暮らしていたピーター。しかし、憧れの女子生徒リズの父親エイドリアンが、あの武器密売組織のボスであり怪人「バルチャー」の正体であることを知り、再び「スパイダーマン」として悪に戦いを挑むことを決意します。

『スパイダーマン:ホームカミング』の見どころ

第3期「スパイダーマン:MCU」シリーズは前シリーズのシリアスな雰囲気から一転して、明るいコメディータッチで描かれているのが特徴です。ピーターが「スパイダーマン」であることを隠すための行動や、クラスメイトたちとの会話のやりとりもユーモラスに描かれ、新しいピーター・パーカー像を楽しめる作品になっています。

特に、ピーターの親友である“椅子の男”ネッドとの軽妙なやりとりは、現代の高校生であるピーターの若さや軽さを感じさせます。これまでのシリーズとはまったく違う、現代っ子らしいピーター・パーカー像に注目してみてください。

映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019年公開)

日本公開/2019年6月28日
監督/ジョン・ワッツ
脚本/クリス・マッケナ、エリック・ソマーズ
出演/トム・ホランド、サミュエル・L・ジャクソン、ゼンデイヤ、ジェイク・ギレンホール、ジョン・ファヴロー

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のあらすじ

高校の研修旅行でヨーロッパを訪れたピーターたち。水の都・ヴェネチアで巨大な水の怪物に襲われたものの、謎のヒーロー「ミステリオ」に救われます。ピーターはアベンジャーズを陰で支えてきた国家組織「S.H.I.E.L.D.(シールド)」の元長官、ニック・フューリーに要請され、その水の怪物との戦いに挑むことに……。

アイアンマンの後継者として見られることに重荷を感じていたピーターは、ミステリオこそが彼の後継者にふさわしいと考え、トニー・スタークから受け継いだ防衛システムのコントロール装置を譲ってしまいます。しかしそれはピーターからシステムを奪うため、ミステリオが仕組んだ罠だったのです。ミステリオが持つ悪の裏の顔に気づいたピーターは、防衛システムを取り返すべく戦いを挑みます。

『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の見どころ

本作では今まで舞台になっていたニューヨークを飛び出し、ヨーロッパの美しい街並みのなかで戦いが繰り広げられます。これまでのシリーズとは違い、エキゾチックな雰囲気で「スパイダーマン」の活躍が見られるのも魅力のひとつです。

ピーターは本作でゼンデイヤ演じるMJに自分の正体を明かします。ピーターとMJ、そしてネッドという3人の友情と、ピーターとMJの恋模様も見逃せません。

映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2022年公開)

日本公開/2022年1月7日
監督/ジョン・ワッツ
脚本/クリス・マッケナ、エリック・ソマーズ
出演/トム・ホランド、ベネディクト・カンバーバッチ、ゼンデイヤ、ジェイコブ・バタロン、マリサ・トメイ

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のあらすじ

デイリー・ビューグル誌により「スパイダーマン」の正体を明かされてしまったピーターは、魔術ですべてをなかったことにできないかと、アベンジャーズとして共に戦った魔法使い「ドクター・ストレンジ」に相談します。

しかし、魔術の発動中に彼を邪魔してしまったことで、ピーターの暮らすニューヨークにヴィランが現れます。それは4本のロボットアームを持った「ドック・オク」、そしてグライダーに乗った「グリーン・ゴブリン」、他にも過去のシリーズ作品に登場したヴィランが集結。ドクター・ストレンジは、いくつものパラレルワールドから「スパイダーマン」に関わる存在が集まってきているという見解を示し、彼らを元の世界に返す魔法を発動させようとします。

しかし、ヴィランたちを人間に戻してから返そうと考えたピーターは、せっかく得た超人的な能力を失いたくない彼らの抵抗を受けることに。そんな苦戦を強いられたピーターの前に現れたのは……。

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の見どころ

歴代のヴィランたちが大集合するこの映画は、第1期から続いたシリーズの総決算とも言える作品です。全シリーズを通して見てきた人にとっては、感慨深い内容と言えるでしょう。

過去のヴィランたちとの決戦でさまざまな経験を積んだ「スパイダーマン」たち。彼の最大の試練とも言えるこの危機に、どのように立ち向かうのか。彼を応援する先輩たち、そして彼が選んだ選択を応援せずにはいられない、ファン歓喜の一作です。

「スパイダーマン」シリーズを見る順番について解説しました

この記事では「スパイダーマン」が登場する映画作品について解説してきました。

2度のリブートにより3つのシリーズにわかれている「スパイダーマン」シリーズ。シリーズごとに異なったコンセプトで描かれており、それぞれに魅力がある作品群となっています。

どのシリーズから見ても楽しめると思いますが、まずはトビー・マグワイア主演の第1期「スパイダーマン」シリーズから順を追って鑑賞していくことをおすすめします。

多くのヒーローが登場する「MCU」シリーズ、マーベル・コミックの代表的ヒーローの1人である「スパイダーマン」シリーズ、血沸き肉躍るエンターテインメント作品ばかりなので、これから見る方はぜひ楽しんでみてください。

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