ダスキンが展開するメリーメイド事業は9月20日、「家事の悩みに関する意識調査」の結果を発表した。同調査は8月28日~29日、既婚もしくはパートナーと同居している男女400人を対象に、インターネットで実施した。

  • 家事をする時間が増え、負担に感じることは多かったですか

在宅時に家事をする時間が多かったと回答した人に、家事時間が増えたことにより負担と感じることは多かったか尋ねたところ、64.7%が「とても負担に感じた」「やや負担に感じた」と回答した。

1日にかける家事の平均時間を算出したところ、平均1.76時間だった。男女別に見ると、男性は1時間、女性は2.5時間で、その差は1.5時間だった。1週間に換算すると、男女の家事負担時間の男女差は10時間となっている。

  • 現在、1日のうち家事にかける時間はどのくらいですか

自身が夫や妻に対して、頻繁に不満に感じることを尋ねた。「家事・家事分担」を不満に感じている割合は、男性が24%であるのに対し、女性は49.5%だった。共働きの世帯が増えているが、女性側が家事の負担を大きく感じている世帯が多いことがわかった。

  • 夫や妻に対して、頻繁に不満に感じることは何ですか

夫婦間のすれ違いをなくすために配偶者に一番やって欲しいことを聞くと、男女ともに最も多い回答は「掃除」(60.5%)だった。特に女性は65.7%と多数が「掃除」と回答しており、料理などよりも比較的簡単にできる家事として「食器洗い」や「ゴミ出し」などにも回答が集まった。

  • すれ違いをなくすために配偶者にして欲しいことは何ですか

生活の中で負担となっている家事にかける時間を短縮したいと思うか尋ねると、75%が「とてもそう思う」「ややそう思う」と回答した。

家事を短縮できたらどんなことに時間を使いたいか聞くと、1位は「自分の趣味の時間に使う」(64.3%)、2位は「家族との時間に使う」(52.7%)で、いずれも他選択肢と比較しても突出して多かった。

  • 家事を短縮できたらどんなことに時間を使いたいですか

「家事代行」や「ハウスクリーニング」などのサービスを利用したことがある人に、利用したことで夫婦間のすれ違いや不満に思うことがどう変化したか尋ねたところ、32.8%が「夫婦間の喧嘩がとても減った」「やや減った」と回答した。

利用経験者からは「自分ではできないところの掃除までしてくれてすっきりする。みんな笑顔になる」「家事を自分たちでしなければいけないという考えが、人に任せて自由な時間を増やすことも選択肢の一つであると変わった」といったコメントも寄せられた。