美食が魅力で、SNSに載せたくなるような艶々な食材の宝庫、北海道。そんな北海道には、今日まで54年間愛され続けるソウルフード、「あげいも」があります。
札幌から観光地の洞爺湖やニセコへ向かう途中にある「中山峠」に訪れたことのある方なら、一度は食べたことがあるのではないでしょうか。今回「プレミアムあげいも」が、9月17日~10月16日の期間、1日30本限定で新登場です!
開発陣の本気が伺えるプレミアムな新商品
あげいもとは、茹でたじゃがいもを丸ごと衣で包み込み、ふんわり揚げられたファストフード。コロナ禍でも年間30万本売れ続けるという、北海道のソウルフードです。かつて峠を越える人々の空腹を満たすために作られたのが始まりだといわれています。
中に入ると、大きな「あげいも兄弟」がお迎えしてくれました。
今回発売するのは、約1年の試行錯誤を経て完成したという「プレミアムあげいも」(600円/1本3個付き)。その特徴は、なんといっても3色のカラフルなじゃがいもたち。
ひとつずつ食べてみました。まずはデストロイヤー。スッキリとした黄色が印象的。味が濃く、栗のようなまろやかな甘みが感じられます。
次は、シャドークイーン。アントシアニンが含まれていて、鮮やかな紫色が特徴。粘り気が少ないながらも満足のいくホクホク感で、さつまいもの食感に近く、濃厚です。
そして、男爵いも。透き通る白色が美しい。甘い衣が男爵いもの優しい味を引き立てます。通常の「あげいも」に使われている品種なだけあって、納得のおいしさです。夫婦のように相性抜群のコンビネーション。
独自製法でさらなるおいしさを追求
おいしさの秘訣は、地元の羊蹄山麓で採れたじゃがいも。通常だと1日で終わる下味の工程を、じっくり2日かけて行います。この一手間がデストロイヤーに栗の風味を、シャドークイーンに鮮やかな色合いを与えるのです。
揚げたてでもしっとりふわふわ、優しい舌触りが特徴の衣も食べごたえ抜群! 冷めてもオーブントースターで温めることで、油分が飛んでおいしさ元通り。
なお、衣の材料となる「魔法の粉」は企業秘密なんだとか。
味変コーナーも充実のラインナップ。ポテトチップスの味から着想を得ているそうですよ。
「プレミアムあげいも」と一緒に、メープルシロップも新しく味変コーナーに登場しました。瞬く間にデザートに一変するので、ぜひお試しください。シャドークイーンの紫色とメープルシロップの色のコントラストも新鮮ですね。
開発、販売を手掛ける加森観光 常務取締役 宮崎靖志さんは「地元のじゃがいもの魅力を多くの人に届け、『羊蹄山麓のじゃがいもの全国ブランド化』、『あげいも文化』の発展を目指します。道内の各家庭は独自レシピがあるそうなので、若い人もぜひ自分だけの食べ方をSNSなどで紹介してみてください」と抱負を話してくれました。
この機会に、ぜひ食べに行ってみてはいかがでしょうか。
●information
道の駅 望羊中山(みちのえき ぼうようなかやま)
北海道虻田郡喜茂別町にある国道230号の道の駅。札幌市との境界付近、中山峠の頂上に立地しており、羊蹄山を望むビューポイントとなっている。
営業日:年中無休
営業時間:売店・ファーストフード 8時30~17時30/レストラン 11~15時