■原作の魅力は「とにかくキュンが多い」「設定が天才」

――原作を読んだときに感じた魅力と、映像化するにあたりお芝居で心がけたことを教えてください。

七海：初めて原作を読んだとき、今まで誰も考えなかったようなキャッチーな設定に驚いて、夢中になって読みました。とにかく“キュン”が多いのが一番の魅力。私たちが演じることで、原作を少しでも具現化できればいいなと思いました。

瀬戸：タイトルを見て「一体どういうことなんだろう」と思って読み進めると、なるほどそういうことかと。今までにないシチュエーションや関係性がとにかく面白くて、ただただ楽しく読ませていただきました。これが生身の人間として動いたり映像として形になったところを想像すると、きっと面白いものになるんじゃないかなと思いましたし、原作の魅力がさらに発見できるドラマになっていればうれしいです。

如月：私は漫画を読むのが大好きなのですが、かなりギリギリを攻めた作品だなと感じました(笑)。品があって楽しくて、この世界観を元男役の方々と一緒に実写化できるのはうれしいですし、まさか自分も携われることになるとはと。原作を大事にする漫画好きとしては重要な任務だと感じ、長い髪をバッサリ切って金髪にして挑みました。原作にないシーンもところどころに散りばめられているので、楽しんでもらえたらと思います。

増子：僕も「設定が天才だな」と思いました。自分の演じる萩を漫画で見たときには、原作に忠実にやりたいけど、目をどうしようと。

小西：目が線だもんね(笑)。

増子：線にする必要はないよと言われて安心したのですが、オリジナルのシーンもあって見応えのある実写化になったと思います。

小西：原作を読んで、僕が演じる浅葱くんがお花がいっぱい飛んでいてかわいいキャラクターだなと思いました。実写になることで、萩がコメディ要素をさらに高めて面白くしてくれていると思います。カメラが回っているときでも思わず笑っちゃうくらい面白いんです。

井上：原作にもキュン要素たっぷりなのに、ドラマではさらにプラスされています。多様な恋愛要素が混ざっている作品なので、どんな方が見ても面白いんじゃないかと。体を張るシーンもあって上手くできているか不安もあるのですが、撮影はすごく楽しかったです。

■キュンとしてハッピーになれる作品

――最後に、視聴者の方へメッセージをお願い致します。

七海：キュンとしてハッピーになれる作品です。このドラマを見て、素敵な秋にして頂ければと思います。

井上：すごく明るい作品なので、何も考えずにただ楽しんでいただけたらうれしいです。

瀬戸：さまざまなキュンが用意されています。それぞれのキャラクターを何度も見て、いろんなかたちの恋愛や生き様を楽しんでほしいです。

小西：原作と見比べながら、このシーンはこう表現されてるんだと見比べても楽しいと思います。

如月：私自身、仕事をして帰宅したあと、録画した番組を見ることでリセットされて1日を終えている。そんなタイミングで見るドラマとしてはすごく適していると思います。色んなキャラクターがいっぱい出ていますが、ぜひうちのカップル・琥珀と萩を推してもらえたらうれしいです(笑)。

増子：こんなに平和な作品はないと思っていて。何気ない一瞬に心が動いて、よく動いて、毎日が新鮮で……そうやって日々を楽しんでいる萩に共感してほしいです。そして僕らのカップルは推し甲斐があると思いますので。ぜひ琥珀と萩、“こははぎ”お願いします(笑)。