京成電鉄は、市川海老蔵さんの十三代目市川團十郎白猿襲名の報告参拝などを成田山新勝寺で行うことを受け、貸切臨時列車「團十郎号」を10月22日に運行すると発表した。

  • 「團十郎号」ヘッドマークデザイン

歌舞伎の市川家は代々成田山新勝寺を信仰しており、襲名の際は毎回、成田山新勝寺で襲名報告と奉納歌舞伎を行ってきた。海老蔵さんもこの例にならい、長男の堀越勸玄さんとともに成田山新勝寺を参拝し、自身の襲名と勸玄さんの八代目市川新之助初舞台を報告し、奉納歌舞伎を実施する予定となっている。

「團十郎号」はこれに合わせ、京成上野駅から京成成田駅まで臨時ダイヤで運行。「スカイライナー」の車両AE形を使用し、車両の先頭と最後尾に海老蔵さんが襲名披露公演で演じる「歌舞伎十八番の内 押戻し」の隈取のデザインをあしらった記念ヘッドマークを掲出する。海老蔵さん・勸玄さんと一行も乗車するという。

「團十郎号」の乗車は、京成トラベルサービスが企画・実施する「團十郎号で行く! 市川團十郎襲名ツアー」として発売。参加者は京成上野駅から「團十郎号」に乗車して京成成田駅に向かい、ツアー参加者限定の奉祝御練り行列(成田山参道~成田山大本堂前)に参列。その後は自由散策となり、夕方から奉納歌舞伎を特別招待席で鑑賞する。成田山新勝寺の「御護摩札」、伊藤園提供の限定笠間焼湯呑、特別パッケージの「お~いお茶緑茶PET350」(非売品)が参加者にプレゼントされる。

旅行代金は大人・こども同額で9,000円。京成トラベルウェブサイトにて、10月11日12時まで申込みを受け付ける。募集人数は170人で、申込み多数の場合は抽選となる。